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ジャネット・ベイカー(Ms) 90歳記念BOX『A Celebration』(21枚組)

ジャネット・ベイカー

祝90歳記念。多くの顔を持つイギリスのメッゾ・ソプラノ歌手の比類ない芸術を集大成 CD21枚組ボックス・セット

イギリスの名メッゾ・ソプラノ歌手、ジャネット・ベイカーが2023年、90歳を迎えるのを記念して、フィリップス、オワゾリール、アーゴ、ドイツ・グラモフォンのリサイタル、また意義深いバッハ、ヘンデル、モーツァルトのオペラやオラトリオからの抜粋、そしてさらに重要な意味を持つ、ベイカーがシューベルト、マーラー、フォーレの音楽をハイペリオン・レーベルに録音した3つのリサイタルCDがまとめて発売されます。CD21枚組ボックス・セット。オペラ、オラトリオの歌手、リサイタル演奏家、レコーディング・アーティストと、多くの顔を持つジャネットの比類ない芸術性を知ることのできる充実した内容です。収録曲はバロック音楽から20世紀の音楽までと幅広く、中にはジャネットのために特別に書かれた曲もあります。
オリジナルがハイペリオン・レーベルのシューベルトの歌曲集(CD 13)、マーラーの歌曲集(CD 14)、フォーレの歌曲集(CD 17)はデッカからの初発売となります。また、ヘンデルのカンタータ『ルクレツィア』他(CD 3)、ハイドンとモーツァルトのカップリング(CD 8)、ベートーヴェンとシューベルトのリサイタル(CD 10)はデッカ初CD化、バッハの『マタイ受難曲』『ミサ曲ロ短調』とヘンデルの『マカベウスのユダ』(CD 4)、ヘンデルの『アリオダンテ』とモーツァルトの『皇帝ティートの慈悲』他(CD 7)、ホルスト、ブリテンとヴェルナー・エックの作品集(CD 19)は新編成です。
20世紀の音楽はエックの珍しいカンタータ『聖アントワーヌの誘惑』、ブリテンの『フェドーラ』(ジャネットのために作曲)、ホルストの『サーヴィトリ』、ティペットの『われらが時代の子』が収録されています。
オリジナル・ジャケット仕様。珍しい録音セッション風景やその他の貴重な写真、詳細な解説付き。
「彼女は、彼女の歌うすべての言語で、最も刺激的で衝撃を与える“言葉の歌手”の一人であり、母音と子音を自由に操り、“言葉を歌うこと”で何ができるのか、なぜそれが重要なのかを最も明らかにした歌手の一人でもあります」―マックス・ロッパード(南アフリカの音楽評論家)
(ユニバーサルミュージック)

CD収録予定
《CD 1》パーセル:歌劇『ディドとエネアス』
【演奏】パトリシア・クラーク、リアノン・ジェイムズ、アイリーン・ポールター(ソプラノ)、モニカ・シンクレア(メッゾ・ソプラノ)、ライムンド・ヘリンクス(バリトン)、セント・アンソニー・シンガーズ、アンソニー・ルイス(指揮)イギリス室内管弦楽団
【録音】1961年10月、ロンドン
《CD 2》1) ジョルダーニ:カロ・ミオ・ベン、2) カッチーニ:麗しのアマリッリ、3) ストラデッラ:理性の光はいつも諭す、4) サッロ:小羊は走り来る、5) チェスティ:私の偶像のある人の回りに、6) ロッティ:まさにお前は言った、おお美しい唇よ、7) A.スカルラッティ:時に戯れに矢をはなつ、8) カルダーラ:陽の光が、9) A.スカルラッティ:ガンジス川に陽が昇り、10) ボノンチーニ:ああ、もう私から姿を隠さないでほしい、11) ドゥランテ:踊れ、優しい娘よ、12) A.スカルラッティ:私は心に感じる、13-14) カルダーラ:牧歌劇『愛の誠は偽りに打ち勝つ』より抜粋(2曲)、15) ペルゴレージ:得耐へぬ痛みの、16) J.P.E.マルティーニ:愛の喜び、17) ピッチンニ:O notte o dea del mistero、18) パイジェッロ:うつろな心、19-21) カヴァッリ:歌劇『カリスト』より抜粋(3曲)、22-23) ラモー:歌劇『イポリートとアリシー』より抜粋(2曲)
【演奏】ジェイムズ・ボウマン(カウンターテノール)(21)、セント・アンソニー・シンガーズ(23)、サー・ネヴィル・マリナー(指揮)アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ(1-18)、レイモンド・レッパード(指揮)ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(19-21)、アンソニー・ルイス(指揮)イギリス室内管弦楽団(22-23)
【録音】1978年1月(1-18)、1965年(22-23)、ロンドン、1971年、サセックス(19-21)
《CD 3》*ヘンデル:1- 9) カンタータ『ルクレツィア』HWV145、10) 歌劇『ロデリンダ』HWV19より「どこにいるの、愛しい人よ」、11) 歌劇『アリオダンテ』HWV33より「暗く不吉な夜が過ぎると」、12) 歌劇『セルセ』HWV40より「オンブラ・マイ・フ」、13) 音楽劇『ヘラクレス』HWV60より「私はどこに逃げよう」、14) 歌劇『アタランタ』HWV35より「優しい森よ」、15) オラトリオ『ヨシュア』HWV64より「ああ、もし私にユバルの竪琴が」
【演奏】レイモンド・レッパード(指揮)イギリス室内管弦楽団
【録音】1972年12月、ロンドン
《CD 4》**J.S.バッハ:1-6) マタイ受難曲BWV244より抜粋(6曲)、7-11) ミサ曲ロ短調BWV232より抜粋(5曲)、12-18) ヘンデル:オラトリオ『マカベウスのユダ』HWV63より抜粋(7曲)
【演奏】エディット・マティス(2)、マーガレット・マーシャル(7)、フェリシティ・パーマー(15)(ソプラノ)、カール・リヒター(指揮)ミュンヘン・バッハ管弦楽団・合唱団(1-6)、サー・ネヴィル・マリナー(指揮)アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ(7-11)、サ・チャールズ・マッケラス(指揮)イギリス室内管弦楽団(12-18)
【録音】1979年8月、ミュンヘン(1-6)、1977年7月(7-11)、1976年4月(12-18)、ロンドン
《CD 5》J.S.バッハ:1-5) カンタータ第159番『見よ、われらエルサレムにのぼる』BWV159、6-10) カンタータ第170番『満ち足れる安らい、嬉しき魂の悦びよ』BWV170、11-17) カンタータ第102番『主よ、汝の目は信仰を顧みたもう』BWV102
【演奏】ジョン・シャーリー=カーク(バリトン)(1-5)、サー・ネヴィル・マリナー(指揮)アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ(1-10)、ベンジャミン・ブリテン(指揮)イギリス室内管弦楽団(11-17)
【録音】1966年1月、ロンドン(1-10)、1965年6月、サフォーク(ライヴ)(11-17)
《CD 6》1-12) ヴィヴァルディ:グローリア ニ長調RV589、13-17) ドゥランテ:マニフィカト変ロ長調
【演奏】エリザベス・ヴォーン(ソプラノ)、イアン・パートリッジ(テノール)(16)、クリストファー・ケイト(バス)(16)、ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団、サー・デイヴィス・ウィルコックス(指揮)アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
【録音】1966年7月、ケンブリッジ
《CD 7》**1-6) ヘンデル:歌劇『アリオダンテ』HWV33より抜粋(6曲)、モーツァルト:7-12) 歌劇『皇帝ティートの慈悲』K.621より抜粋(6曲)、13-19) 歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』K.588より抜粋(7曲)
【演奏】イヴォンヌ・ミントン(メッゾ・ソプラノ)(7-12)、モンセラート・カバリエ(13-19)、イレアナ・コトルバス(13-19)(ソプラノ)、リチャード・ヴァン・アラン(バス)(13-19)、レイモンド・レッパード(指揮)イギリス室内管弦楽団(1-6)、サー・コリン・デイヴィス(指揮)コヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団(7-19)
【録音】1978年12月(1-6)、1976年7月(7-12)、1974年6月(13-19)、ロンドン
《CD 8》*1) ハイドン:ベレニーチェ、何をしようとしているのか?、2-3) モーツァルト:歌劇『皇帝ティートの慈悲』K.621より抜粋(2曲)、4) ハイドン:ナクソスのアリアンナ、モーツァルト:5) 夕べの想いK.523、6) すみれK.476
【演奏】レイモンド・レッパード(フォルテピアノ)(4-6)、レイモンド・レッパード(指揮)イギリス室内管弦楽団(1-3)
【録音】1973年8月、ロンドン
《CD 9》グルック:1) 歌劇『アルミード』より「不実なルノーはわたしを捨てた」、2) 歌劇『アウリスのイフィゲニア』より「お前たちが試みても無駄なこと」、3) 歌劇『タウリスのイフィゲニア』より「いいえ、このような恐ろしい務めを」、4) 歌劇『アウリスのイフィゲニア』より「さようなら、あなたの心に愛を」、5) 歌劇『アルチェステ』より「ステュクス河の神々、死の神の使者たち」、6-7) 歌劇『メッカの巡礼』より抜粋(2曲)、8-11) 歌劇『パリーデとエレーナ』より抜粋(4曲)、12-13) 歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』より抜粋(2曲)
【演奏】レイモンド・レッパード(指揮)イギリス室内管弦楽団
【録音】1975年4月、ロンドン
                                
CD収録予定    《CD 10》*ベートーヴェン:1-2) 劇音楽『エグモント』Op.84より抜粋(2曲)、 3) いいえ、心配しないでWoO92a、4) ああ、不実なる人よOp.65、シューベルト:5) セレナードD920、6) 劇音楽『ロザムンデ』D797より「満月は輝き」、7) オラトリオ『ラザロ』D689よりアリア、8) 歌劇『アルフォンソとエストレッラ』D732よりアリア
【演奏】レイモンド・レッパード(チェンバロ)(6)、レイモンド・レッパード(指揮)イギリス室内管弦楽団
【録音】1976年12月
《CD 11》シューベルト:1) ヘルマンとトゥスネルダD322、2) アンティゴネーとオイディプスD542、3) クロンナンD282、4) 歌唱練習曲D619、5) ゼルマーとゼルマールD286b、6) 光と愛D352、7) ヘクトルの別れD312b、8)『ヴィルヘルム・マイスター』からの4つの歌D877より第1曲:ミニョンと竪琴弾き、9) ゲーテの『ファウスト』の一場面D126
【演奏】ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、RIAS室内合唱団(9)、ジェラルド・ムーア(ピアノ)
【録音】1973年、ドイツ
《CD 12》シューベルト:1) 踊りD826、2) 誕生日讃歌D763、3) 無限なるものに寄せる讃歌D232、4) 太陽に寄せてD439、5) 埋葬の歌D168、6) 嵐の中の神D985、7) 世界の創造主たる神D986、8) 人生の喜びD609、9) 祈りD815
【演奏】エリー・アーメリング(ソプラノ)、ペーター・シュライアー(テノール)、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、ジェラルド・ムーア(ピアノ)
【録音】1974年、ドイツ
《CD 13》***シューベルト:1) 小川のほとりの若者D30、2) テクラ、霊の声D73、3) 羊飼いの嘆きの歌D121、4) 恋人の近くD162、5) 海の静寂D216、6) アマーリアD195、7) 期待D159、8) さすらい人の夜の歌D224、9) 漁師D225、10) 最初の喪失D226、11) 悲しみの喜びD260、12) 月に寄せてD296、13) 秘密D250、14) 歌(そんなにも快く)D284、15) 逃亡者D402、16) 春に寄せてD587、17) アルプスの狩人D588、18) 巡礼D794、19) あこがれD636
【演奏】グレアム・ジョンソン(ピアノ)
【録音】1987年2月、ハートフォードシャー
《CD 14》***マーラー:1, 4-16) 若き日の歌、2) 冬の歌、3) 春に、17-20) さすらう若人の歌
【演奏】ジェフリー・パーソンズ(ピアノ)
【録音】1983年2月、ロンドン
《CD 15》マーラー:大地の歌
【演奏】ジェイムズ・キング(テノール)、ベルナルト・ハイティンク(指揮)ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
【録音】1975年9月、アムステルダム
《CD 16》ベルリオーズ:1-5) クレオパトラの死、6-13) 抒情的情景『エルミニー』、14-15) オラトリオ『キリストの幼時』より抜粋(2曲)、16) 歌劇『ベアトリスとベネディクト』より「Non! Que viens-je d’entendre?」
【演奏】サー・トーマス・アレン(バリトン)(14-15)、ジョン・オールディス合唱団(14-15)、サー・コリン・デイヴィス(指揮)ロンドン交響楽団
【録音】1979年3月(1-13)、1976年10月(14-15)、1977年12月(16)、ロンドン
《CD 17》***フォーレ:1) 蝶と花Op.1 No 1、2) 漁師の歌Op.4 No.1、3) 愛の夢Op.5 No.2、4) 夢のあとにOp.7 No.1、5) 讃歌Op.7 No.2、6) 朝の歌Op.6 No.1、7) 舟歌Op.7 No.3、8) いつの日もOp.21 No.2、9) 揺りかごOp.23 No.1、10) 秘めごとOp.23 No.3、11) あけぼのNo.39 No.1、12) イスファハーンのばらOp.39 No.4、13) 祈りながら、14) 贈り物Op.46 No.1、15-24) イヴの歌Op.95、25) スプリーンOp.51 No.3、26) グリーンOp.58 No.3、27) ひそやかにOp.58 No.2、28) マンドリンOp.58 No.1
【演奏】ジェフリー・パーソンズ(ピアノ)
【録音】1988年8月、イギリス
《CD 18》ラヴェル:1) ステファヌ・マラルメの3つの詩、4-6) マダガスカル島民の歌、7) ショーソン:終わりなき歌Op.37、8-11) ドラージュ:インドの4つの詩
【演奏】バーナード・キーフ(指揮)メロス・アンサンブル
【録音】1966年、ロンドン
《CD 19》**1-5) ホルスト: 歌劇『サーヴィトリ』Op.25、ブリテン:6-8) カンタータ『フェドーラ』Op.93、9-10) 歌劇『ルクリーシアの陵辱』Op.37より抜粋(2曲)、11) 歌劇『オーウェン・ウィングレイヴ』Op.85より「ああ、オーウェン、私はどうしたらいいの?」、12-24) エック:聖アントワーヌの誘惑
【演奏】ロバート・ティアー(1-5)、ナイジェル・ダグラス(11)(テノール)、トーマス・ヘムズリー(1-5)、ジョン・シャーリー=カーク(9-10)、ベンジャミン・ラクソン(11)(バリトン)、パーセル・シンガーズ(1-5)、ケッケルト弦楽四重奏団(12-24)、イモージェン・ホルスト(1-5)、ステュアート・ベッドフォード(6-8)、ベンジャミン・ブリテン(9-11)(指揮)イギリス室内管弦楽団、ヴェルナー・エック(指揮)バイエルン放送交響楽団(弦楽)(12-24)
【録音】1965年10月(1-5)、1970年12月(11)、ロンドン、1977年3月、サリー(6-8)、1970年7月、サフォーク(9-10)、1965年11月、ミュンヘン(12-24)
《CD 20》ティペット:オラトリオ『われらが時代の子』
【演奏】ジェシー・ノーマン(ソプラノ)、リチャード・キャシリー(テノール)、ジョン・シャーリー=カーク(バス)、BBCシンガーズ、BBCコラール・ソサエティ、サー・コリン・デイヴィス(指揮)BBC交響楽団
【録音】1975年3月、ロンドン
《CD 21》パーセル:歌劇『ディドとエネアス』
【演奏】ノルマ・バロウズ、フェリシティ・ロット、フェリシティ・パーマー(ソプラノ)、ピーター・ピアーズ(テノール)、ロンドン・オペラ・コーラス、ステュアート・ベッドフォード(指揮)オールドバラ・フェスティヴァル・ストリングス
【録音】1975年12月、ロンドン

CD収録予定
*DECCA初CD化
**新編成
***DECCA初発売

【演奏】ジャネット・ベイカー(メッゾ・ソプラノ)

カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)

掲載: 2023年08月18日 10:00