バックハウスの全アコースティック録音と初期の電気録音を復刻『ヴィルヘルム・バックハウス ~ 初期録音集』(3枚組)
若きバックハウスの全アコースティック録音と初期の電気録音を復刻!
20世紀の偉大なピアニストたちの中でもひときわ伝説的な存在として今なお世界中で愛されるヴィルヘルム・バックハウス(1884-1969)。これまでもバックハウスの遺した録音をきわめて良質なリマスタリングで世に送り出してきたAPRレーベルが今回、バックハウスがレコーディング活動を開始した1908年から1936年までに録音された、すべてのアコースティック録音と初期の電気録音の一部を復刻。世界初の協奏曲録音となった1909年の「グリーグ:ピアノ協奏曲」(第1楽章と第3楽章のみ、縮約版)をはじめ、「鍵盤の獅子王」の異名をとりエキサイティングなヴィルトゥオーゾとして旋風を巻き起こしていた若きバックハウスの貴重な記録を余すところなく収録しました。非常に古い録音のため状態が悪い音源も一部ありますが、APRが誇るセス・ウィンナー、アンドルー・ハリファックスの高度な技術によって可能な限りクリアで自然な音に仕上がっています。
(東京エムプラス)
【曲目】
[グラモフォン・カンパニー(ロンドン)/アコースティック録音]
ラフマニノフ:前奏曲嬰ハ短調 Op.3-2
リスト:愛の夢第3番 S541-3
※録音:1908年9月29日
グリーグ:通りゆく婚礼の行列 Op.19-2
パガニーニ/リスト:ラ・カンパネラ S141-3
ショパン:前奏曲第1番ハ長調 Op.28-1、練習曲第1番ハ長調 Op.10-1
ヘンデル:調子の良い鍛冶屋
ウェーバー:無窮動(ピアノ・ソナタ第1番 Op.24より)
ショパン:幻想即興曲 Op.66
※録音:1908年10月19日
バッハ:前奏曲とフーガ第3番嬰ハ長調(平均律クラヴィーア曲集第1巻より)
ショパン:練習曲第6番嬰ト短調 Op.25-6、練習曲第1番変イ長調 Op.25-1《エオリアン・ハープ》
練習曲第8番変ニ長調 Op.25-8、練習曲第9番変ト長調 Op.25-9《蝶々》、練習曲第5番変ト長調 Op.10-5《黒鍵》
※録音:1909年2月19日
ゼーリンク:12の演奏会用練習曲第12番変ホ短調 Op.10-12
※録音:1909年7月9日
グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調 Op.16(縮約版)*
※録音:1909年7月15日(世界初の協奏曲録音)
シューマン:ノヴェレッテ ホ長調 Op.21-7
※録音:1910年7月12日
ショパン:ワルツ第5番変イ長調 Op.42、ワルツ第11番変ト長調 Op.70-1、ワルツ第14番ホ短調 Op.posth.
※録音:1911年6月13日
スメタナ:ポルカ ヘ長調(チェコ舞曲集第1巻より第3番)
ドメニコ・スカルラッティ:ソナタ ヘ長調 K525(L188)、ソナタ ト長調 K523(L490)
※録音:1911年6月28日
リスト:ハンガリー狂詩曲第2番嬰ハ短調 S244/2
シューベルト:楽興の時第3番ヘ短調 D780-3(Op.94-3)
シューベルト/リスト:きけきけ雲雀を S558-9
ショパン:練習曲第7番ハ長調 Op.10-7、ワルツ第6番変ニ長調 Op.64-1《子犬のワルツ》
※録音:1913年5月20日
[グラモフォン(ベルリン)/アコースティック録音]
ショパン:ワルツ第6番変ニ長調 Op.64-1《子犬のワルツ》、練習曲第2番イ短調 Op.10-2、練習曲第3番ヘ長調 Op.25-3、練習曲第2番ヘ短調 Op.25-2
ルビンシテイン:ポルカ ト長調 Op.82-7、ロマンス 変ホ長調 Op.44
リスト:ハンガリー狂詩曲第12番嬰ハ短調 S244/12
ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲 Op.35(縮約版)
ショパン:練習曲第11番イ短調 Op.25-11《木枯らし》、ポロネーズ第3番イ長調 Op.40-1《軍隊》
※録音:1916年
[HMV(ロンドン)/アコースティック録音]
モーツァルト/バックハウス:ドン・ファンのセレナーデ
ドリーブ/ドホナーニ:ナイラ・ワルツ
リスト:愛の夢第3番 S541-3
スメタナ:ポルカ ヘ長調(チェコ舞曲集第1巻より第3番)
※録音:1923年10月15日(ヘイズ、ロンドン)
シューマン/リスト:献呈 S566
ショパン:ポロネーズ第6番変イ長調 Op.53《英雄》(縮約版)、ワルツ第5番変イ長調 Op.42
モシュコフスキ:スペイン奇想曲 Op.37
※録音:1923年11月15日(ヘイズ、ロンドン)
ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲 Op.35
※録音:1924年12月5日(ヘイズ、ロンドン)
[HMV(ロンドン)/電気録音]
ショパン:前奏曲第1番ハ長調 Op.28-1、練習曲第1番ハ長調 Op.10-1、練習曲第2番イ短調 Op.10-2、練習曲第12番ハ短調 Op.10-12《革命》、練習曲第3番ヘ長調 Op.25-3、練習曲第7番ハ長調 Op.10-7
※録音:1925年11月2日
ショパン:練習曲第1番ハ長調 Op.10-1
※録音:1933年10月30日
ショパン:子守歌変ニ長調 Op.57
シューベルト:楽興の時第3番ヘ短調 D780-3(Op.94-3)
※録音:1927年1月28日、クイーンズ・ホール(ロンドン)
シューベルト:楽興の時第3番ヘ短調 D780-3(Op.94-3)、4つの即興曲より第3曲変ロ長調 D935-3(Op.142-3)
※録音:1928年1月4日、スモール・クイーンズ・ホール(ロンドン)
シューベルト:メヌエット(ピアノ・ソナタ第18番ト長調 D894(Op.78)より)
※録音:1928年6月18日、スモール・クイーンズ・ホール(ロンドン)
シューベルト:楽興の時第6番変イ長調 D780-6(Op.94-6)
※録音:1936年1月27日、スモール・クイーンズ・ホール(ロンドン)
グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調 Op.16**
※録音:1933年10月23日、アビー・ロード・スタジオ1(ロンドン)
【演奏】
ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)、ランドン・ロナルド(指揮)*、新交響楽団(ロイヤル・アルバート・ホール管弦楽団)*、ジョン・バルビローリ(指揮)**、新交響楽団**
【録音】
1908年-1936年/ADD
トランスファー:セス・ウィンナー、アンドルー・ハリファックス
オーディオ・レストレーション・エンジニア:アンドルー・ハリファックス
カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)
掲載: 2023年10月04日 00:00