D.オイストラフ&ロジェストヴェンスキー/チャイコフスキー&シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 メロディアの名盤が復活!
メロディアの名盤が復活!
チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲ほどダヴィド・オイストラフが頻繁に弾いた協奏曲はないでしょう。そう思われるほどこの作品は彼の節目に必ず弾かれていた作品で、どれだけ大切にされていたレパートリーなのかといううことがよくわかります。オイストラフが17歳でソリスト・デビューする際もこの作品を弾きました。また国際的に認められるきっかけとなったウジェーヌ・イザイ・コンクール(現在のエリザベート王妃国際音楽コンクール)の第1位を受賞した際もこの作品が重要な役割を果たしました。この「ダヴィド・オイストラフ・エディション Vol.1」に収められている演奏は、オイストラフが60歳を迎えた時のものでまさに油が乗り切った時の演奏と言ってもよいでしょう。技術面と表現力のバランスが非常に取れた演奏であり、若き日のゲンナジー・ロジェストヴェンスキーのサポートも絶妙です。
1965年にモスクワ放送交響楽団をオーケストラに迎えたシベリウスではスケールの大きな演奏を繰り広げています。
(東京エムプラス)
【曲目】
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893):ヴィオリン協奏曲 ニ長調 Op.35
ジャン・シベリウス(1865-1957):ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Op.47*、2つのユモレスク Op.87*
【演奏】
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
モスクワ放送交響楽団*
【録音】
1968年(チャイコフスキー)、1965年(シベリウス)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2023年10月12日 00:00