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アシュリー・ソロモン&フロリレジウム『シュポア・コレクションVol.3 ~18世紀製オリジナル楽器によるフルート作品集』

アシュリー・ソロモン

古典派の到来を準備したフルート芸術を、当時から現存するオリジナル楽器で!

歴史的フルートのコレクターとして世界的に有名なフランクフルトの蒐集家ペーター・シュポアのコレクションから、貴重な18世紀製のオリジナル楽器を厳選、それぞれの楽器が出来た地域と時代に合った名曲を通じてその魅力を紹介してゆくシリーズ第3弾。

第1弾のソナタ集(CCS43020)も第2弾の協奏曲集(CCS45323)もバロック寄りの選曲でしたが、今回はモーツァルトの時代に至るロココ~古典派の作品を演目に選び、18世紀後半製の楽器も選ばれている点が目を引きます。21世紀では考えられない総象牙製の楽器も何本か登場。温もり豊かな音色から芯のある頼もしい響きまで、楽器それぞれの特質と音域ごとの魅力を最大限に引き出すアシュリー・ソロモンの妙技は今回も惚れ惚れするばかり。

英国屈指の古楽器楽団フロレジウムの層の厚い共演陣も、それぞれに随所でセンス良いアンサンブルを聴かせてくれます。

ソナタの形式による収録作品群の合間で、18世紀にも広く愛されたスコットランド民謡の気品ある素朴さが興を添える曲順も絶妙。

ライナーノート(英・仏・独語)には各楽器の詳述も掲載されています。末永く味わい続けたい奥深い1枚です。
(ナクソス・ジャパン)

『シュポア・コレクションVol.3 ~18世紀製オリジナル楽器によるフルート作品集』
【曲目】
1-3. ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):フルート四重奏曲 第1番 K. 285
使用楽器: ドレスデンのA. グレンザー1770年頃製作、黒檀製に象牙製リングと銀製キー

4. ジョン・フレデリック・ランペ(1703-1751):Pretty Warblers (from Dione) 愛らしいムシクイ鳥よ(歌劇《ディオーネ》より)
使用楽器: ロンドンのC. ジェドニー1760年頃製作、柘植製に象牙製リングと銀製キー

5-8. アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):ソナタ ホ短調 RV 50 (ストックホルムの手稿譜より)
使用楽器: ヴェネツィア(?)のG.カステル1730年頃製作、柘植製に象牙製リングと銀製キー

9-10. ウォルター・クラゲット(1742-1798):スコットランドの調べ
9. Logie O’Buchan ロジー・オブハン
10. The Lass of Paties mill パティーズ製粉所の少女
使用楽器: ロンドンのR. ポッター1770年頃製作、柘植製に象牙製リングと銀製キー

11-13. ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710-1784):ソナタ ホ短調 IBW 58
使用楽器: ライプツィヒのJ. A. クローネ1780年頃製作、象牙製に銀製キー

14. トーマス・チルコット(1700-1766):Orpheus with his Lute リュートを携えたオルフェウス
使用楽器: ロンドンのT. カユザック1世1750年頃製作、象牙製に銀製キー

15-18. ピエトロ・ロカテッリ(1695-1764):ソナタ ヘ長調 Op.2-8
使用楽器: セルトーヘンボスまたはユトレヒトのF. エーレンス1740年頃製作、象牙製に銀製キー

19-20. フランチェスコ・バルサンティ(1690-1772):スコットランドの調べ
19. Lord Aboyne’s Welcome or Cumbarnauld House アボイン卿の歓待、またはカンバーノールド荘
20. Lochaber ロハーバー湖
使用楽器: ロンドンのT. カユザック1世1780年頃製作、柘植製に象牙製リングと銀製キー

21-24. ヨハン・クリストフ・ペープシュ(1667-1752):ソナタ 第16番 ロ短調
使用楽器: ロンドンのJ. J. シュチャート1740年頃製作、象牙製に銀製キー

【演奏】
フロリレジウム(古楽器使用)
アシュリー・ソロモン(フラウト・トラヴェルソ)
ローワン・ピアース(ソプラノ)…4、14
アガタ・ダラスカイテ、アリス・エヴァンズ(ヴァイオリン)
エリツァ・ボグダノヴァ(ヴィオラ)
ジェニファー・モーシェス(チェロ)
フレッド・ヤーコプス(テオルボ)
スティーヴン・ディヴァイン(チェンバロ)

【録音】
2023年4月 ローン教会(ロッテルダム近郊)

収録時間: 72分

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2023年12月19日 00:00