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デュプレー、南西ドイツ放送ビッグバンド、南西ドイツ放送響 『カプースチン:ピアノ協奏曲第2番&第6番 他』~第6番は世界初録音!

カプースチン:ピアノ協奏曲第2番&第6番 他

トッカータ Op.8とピアノ協奏曲第6番は世界初録音!

CD


■作品詳細

「ジャズを演奏し始めたとき、それが自分に合っていると理解しました。二つの音楽を融合させなければならないと分かったのです。」(ニコライ・カプースチン)

カプースチンの音楽は、このアルバムに収録されている作品も含め、まるでオスカー・ピーターソンの即興演奏のように聞こえますが、その楽譜には即興に聞こえる部分まですべて克明に記されています。
1961年にモスクワ音楽院を卒業した後、カプースチンは11年間にわたりオレーク・ルントストレムのジャズ・オーケストラで演奏し、この経験が作曲を始める弾みとなり、最初のピアノ協奏曲Op.2や変奏曲、ジャズのコードで始まるトッカータ(このアルバムが世界初録音)といった作品が生まれました。
1970年代には夜想曲やコンサート・ラプソディを作曲し、時代とともにそのスタイルを進化させました。
その後、1980年に作品番号はようやくOp.30に到達、この年はまた、モスクワで彼のピアノ協奏曲第2番が初演された年でもありました。
以降も彼はビッグバンド・ジャズの音楽を作品に反映し、音楽の素材やオーケストラとの関係にも柔軟に対応し続けました。
とりわけ、1993年のピアノ協奏曲第6番は、ハーモニーがより複雑化し、ファンクの要素が取り入れられましたが、ソリストへの要求は依然として高く、演奏は更に困難を極めています。
(ナクソス・ジャパン)

■収録曲

ニコライ・カプースチン(1937-2020):
1. 変奏曲 Op.3 ー ピアノ・ソロとビッグバンドのために(1961)
2. トッカータ Op.8 ー ピアノ・ソロとビッグバンドのために(1964)

3-5. ピアノ協奏曲 第2番 Op.14 - ピアノと管弦楽のために(1972)
3. I. Allegro molto
4. II. Andante
5. III. Rondo-Toccata: Vivace

6. 夜想曲 Op.16 - ピアノと管弦楽のために(1972)

7-8. コンサート・ラプソディ Op.25 - ピアノと管弦楽のために(1976)
7. I. Introduction
8. II. Humoresque

9-11. ピアノ協奏曲 第6番 Op.74 - ピアノとビッグバンドのために(1993)
9. I. Allegro
10. II. Larghetto
11. III. Allegro giocoso

2、9-11…世界初録音

【演奏】
フランク・デュプレー(ピアノ)
ヤコブ・クルップ(ベース)
マインハルト・OBI・イェンネ(ドラムセット)
南西ドイツ放送ビッグバンド

南西ドイツ放送交響楽団
ドミニク・ベイキルヒ(指揮)

【録音】
2023年7月12-14日、2024年2月14-16日シュトゥットガルト, SWR Funkstudio

総収録時間:57分

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カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2024年10月01日 18:00