オレグ・マイセンベルの貴重なソロ録音がSWRより登場『グリーグ:ピアノ協奏曲/シューベルト:さすらい人幻想曲』
室内楽や歌曲のピアニストとして活躍するオレグ・マイセンベルクの貴重なソリストとしての録音。グリーグは初出レパートリー。
オレグ・マイセンベルクは、ソ連時代の1945年にオデッサ(現ウクライナのオデーサ)に生まれ、モスクワのグ ネーシン音楽学校で学びました。1967年ウィーンで開催された国際シューベルト・コンクールで第2位、同年同地で行われた「20世紀の音楽」コンクールに優勝。ソ連国内で活躍した後、1981年にウィーンに移住しました。それ以降はソリストのみならず、特に室内楽や歌曲のピアニストとして一流演奏家たちの信頼を得て活躍しました。そのためか、マイセンベルクにはソロの録音が非常に少なく、シューベルトの「さすらい人幻想曲」には1982年のORFEO盤があるものの、グリーグのピアノ協奏曲は正規盤初出レパートリーとなります。また21世紀に入ってからの録音も非常に少ないので、この2004年のグリーグはその点でも貴重。ソリストとしてのマイセンベルクの芸術を伝える重要なリリースです。
(ナクソス・ジャパン)
【曲目】
1-3. エドヴァルド・グリーグ(1843-1907):ピアノ協奏曲 イ短調 Op. 16
1. I. Allegro molto moderato
2. II. Adagio - attacca
3. III. Allegro moderato molto e marcato
4-7. フランツ・シューベルト(1797-1828):
幻想曲 ハ長調「さすらい人」 Op. 15 D 760
【演奏】
オレグ・マイセンベルク(ピアノ)
バーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団…1-3
アダム・フィッシャー(指揮)…1-3
【録音】
2004年5月8日 ウィーン、コンツェルトハウス、大ホール(オーストリア)…1-3
1990年3月6日 Sparkassensaal Lorrach(ドイツ)…4-7
総収録時間:52分
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2023年08月30日 18:00