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アダム・フィッシャー&デンマーク室内管『ハイドン:後期交響曲集 第4集~交響曲第102番-第104番』

デンマーク室内管弦楽団

アダム・フィッシャー、ハイドン後期交響曲の再録音第4集!

ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、ブラームス、マーラーの全交響曲を録音した唯一の指揮者アダム・フィッシャーが、デンマーク室内管弦楽団の首席指揮者就任25年を記念してスタートさせたハイドンの後期交響曲の再録音シリーズ、「ロンドン・セット」の完結編となる第4集の登場です。今回の演奏も近年の歴史的アプローチから得た経験や情報を参考にしつつも、フィッシャーがオペラやオーケストラの演奏で積み重ねてきた様々な表現の手法を駆使して迫力と遊び心を存分に備えた個性的なもので、ハイドンの作品が演奏者に許容する懐の深さも感じさせるものとなっています。
第102番は1795年、ロンドンの国王劇場で第1回オペラコンサートのプログラム第2部の最初の曲目として初演されました。第2楽章では独奏チェロが活躍します。第103番は、第1楽章の冒頭と終結部にティンパニの長い連打があることから「太鼓連打」と呼ばれる作品。ハイドンはこのティンパニに変ホのロールを指定していますが、指揮者によっては独自のリズムと音を加える場合があります。アダム・フィッシャーもオーストリア・ハンガリー・ハイドン管との旧録音では楽譜通りの演奏でしたが、今回は工夫を凝らしており、シリーズを通してティンパニに重要な役割を持たせるフィッシャーの面目躍如といった溌剌とした演奏です。第104番はハイドンが2度目の凱旋訪問中にロンドンで作曲した彼の最も壮大な交響曲。第2楽章の中間部の荒々しい表現が「疾風怒濤」の時代を彷彿とさせる、ハイドンの交響曲の集大成といえる堂々たる作品です。
(ナクソス・ジャパン)

輸入盤

 

国内仕様盤

[日本語解説付き]
※国内仕様盤には音楽評論家、大津聡氏の解説が付属します。

 

【曲目】
ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809):後期交響曲集 第4集
1-4. 交響曲第102番 変ロ長調 Hob.I:102(1794)
1. I. Largo – Vivace
2. II. Adagio
3. III. Menuet: Allegro – Trio
4. IV. Finale: Presto

5-8. 交響曲第103番 変ホ長調「太鼓連打」 Hob.I:103(1795)
5. I. Adagio – Allegro con spirito
6. II. Andante più tosto allegretto
7. III. Menuet – Trio
8. IV. Finale: Allegro con spirito

9-12.交響曲第104番 ニ長調「ロンドン」 Hob.I:104(1795)
9. I. Adagio – Allegro
10. II. Andante
11. III. Menuet: Allegro – Trio
12. IV. Finale spirituoso

【演奏】
アダム・フィッシャー(指揮)
デンマーク室内管弦楽団

【録音】
2023年10月14-16日コペンハーゲン、王立デンマーク音楽アカデミー コンサート・ホール

総収録時間:78分

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2024年08月23日 00:00