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アダム・フィッシャー&デンマーク室内管『ハイドン:後期交響曲集 第3集~交響曲第99番 - 第101番』

アダム・フィッシャー

アダム・フィッシャー、ハイドンへ還る。後期交響曲の再録音第3集!

ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、ブラームス、マーラーの全交響曲を録音した唯一の指揮者アダム・フィッシャーが、デンマーク室内管弦楽団の首席指揮者就任25年を記念してスタートさせたハイドンの後期交響曲の再録音、第3集です。
演奏は彼自身の旧全集に比べると更にシェイプアップ、テンポアップされており、ダイナミックスの切り替えやアクセントも鮮烈。随所に即興的な装飾を加えるなど、ディテールにも凝っています。 近年の歴史的アプローチから得た経験や情報を参考にしつつも、フィッシャーがオペラやオーケストラの演奏で積み重ねてきた様々な表現の手法を駆使して迫力と遊び心を存分に備えた個性的な演奏は、ハイドンの作品が演奏者に許容する懐の深さも感じさせるものとなっています。

この第3集には表題付きの2曲を含む第99番から第101番の3曲を収録。第99番は1793年、ロンドン再訪の出発直前にウィーンもしくはアイゼンシュタットで作曲され、翌年の2月10日にロンドンで初演されました。クラリネットが編成に入る初の交響曲です。第100番は、当時流行していた「トルコ風」の楽器、シンバルとトライアングルの両方が用いられており、また第2楽章に使われたトランペットが軍隊ラッパを模していることから「軍隊」と呼ばれる作品。もともとこの第2楽章は『2つのリラ・オルガニザータのための協奏曲第3番 ト長調』からの転用ですが、最後にティンパニとトランペットが加えられて盛大に盛り上がります。第101番は、第2楽章の弦楽器とファゴットの刻むリズムから、長い間「時計」というあだ名が付けられてきました。
(ナクソス・ジャパン)

輸入盤

 

国内仕様盤

[国内仕様盤は解説付き]
※国内仕様盤には音楽評論家、八木宏之氏の解説が付属します。

 

【曲目】
ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809):
1-4. 交響曲第99番 変ホ長調 Hob.I:99(1793)
1. I. I. Adagio – Vivace assai
2. II. Adagio
3. III. Menuet: Allegretto – Trio
4. IV. Finale: Vivace

5-8. 交響曲第100番 ト長調「軍隊」 Hob.I:100(1794)
5. I. Adagio – Allegro
6. II. Allegretto
7. III. Menuet: Moderato – Trio
8. IV. Finale: Presto

9-12.交響曲第101番 ニ長調「時計」 Hob.I:101(1794)
9. I. Adagio – Presto
10. II. Andante
11. III. Menuet: Allegretto – Trio
12. IV. Finale: Vivace

【演奏】
アダム・フィッシャー(指揮)
デンマーク室内管弦楽団

【録音】
2023年10月12-14日
コペンハーゲン、王立デンマーク音楽アカデミー コンサート・ホール

総収録時間:73分

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2024年06月27日 00:00