Mac Miller(マック・ミラー)『Balloonerism』幻のアルバムが公式音源化
2018年9月、突然この世を去ったマック・ミラーが2013年から2014年に掛けて制作していたというアルバムが登場!
マック・ミラー自ら重要作と語っていたというアルバムが彼の誕生日直前の1月17日にリリース。彼がこの世を去ってから4年。しかしその魂は今も浮世を漂っているのかもしれない。
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■作品詳細
2018年9月、突然この世を去ったマック・ミラー。前月にスタジオ・アルバム『SWIMMING』をリリースした直後の、そのあまりにも早すぎる死は、RAP/HIPHOPシーンのみならず音楽シーン全体に大きな衝撃を与えた。しかし彼が遺した音楽は今もなおHIPHOPシーンに大きな影響を与え続けている。
そのマック・ミラーが生前に制作しながらもこれまで日の目を見ることがなかったアルバムが、生きていれば彼の37歳の誕生日直前となる2025年1月17日に発売となる。今回発売となる『BALLOONERISM』は2014年頃、ちょうどミックステープ『FACES』を制作していたのと同時期に作られたフル・アルバムだ。その前年にあたる2013年に発表したアルバム『WATCHING MOVIES WITH THE SOUND OFF』は米ビルボード・アルバム・チャートで初登場3位を飾り、3枚の全米ヒット・シングルを世に送り出していた。当時、スター街道を驀進していたかのように思えた彼だったが、絶え間なく続くツアーに友人の死や恋愛の破たんなど、パーソナルな問題を抱えていたという。そんな精神的にどん底な状態も経験しながらも、彼は過去の悪習から抜け出し、新たなアルバムを作るべく、昔馴染みのピッツバーグのプロダクション・クルー、I.D.Labsと再びチームを組み、ワーナー・レコーズからの第1弾となるアルバム『GO:OD AM』を完成させたのだった。
アルバム『WATCHING MOVIES WITH THE SOUND OFF』やミックス・テープ『DELUSIONAL TIMES』、『FACES』の制作に取り掛かっていた同じ頃に制作されたという本作『BALLOONERISM』は、マック・ミラーにとって重要な作品だったという。音楽的に大きな躍進を遂げ、ジャンルを超越した、怖いもの知らずのアーティストとしての一面を覗かせているこの作品は、マック・ミラー自ら手掛けたアートワークも完成させ、いつリリースすべきかまで話していたそうだが、結果的に『GO:OD AM』やその後に続く作品が先にリリースされることとなった。非公式音源がインターネット上や非公式LPとして出回ることはあったが、ここにようやくマック・ミラーのエステート(遺産管理団体)の手により、公式音源化が実現することとなった。
『BALLOONERISM』のリリースに合わせ、同タイトルの映像作品も公開されることが決定している。色彩豊かでありながらシュールでダーク、そして幻想的なアニメーション映像からなるこの作品の監督を務めるのは、マック・ミラーの「Colors and Shapes」のミュージック・ビデオも手掛けているサミュエル・メイソンだ。
スターダムを登りながらも、その影の部分に直面し、自らと闘いながら、HIPHOPシーンのみならずアメリカのミュージック・シーンを席巻する存在へとその創造性を新たなる段階へと進化させていく過程の中で生まれた『BALLOONERISM』。長らく幻のレア音源として語られてきた作品が、ようやくマック・ミラーの”公式作品”として発売される。マック・ミラー自らが重要作だと語っていたというアルバムの全貌が今明かされる――。
■収録予定曲
全14収録予定
ほか
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