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インタビュー

SOLEA

エモ・シーンの重鎮が名を連ねるドリーム・チーム、ソレアがアルバム・デビューを果たした!!


 元テキサス・イズ・ザ・リーズンのギャレット・クラーンと元サミアムのセルジ・ルブコフが中心となって結成され、2003年にデビューEP『Even Stranger』を発表したソレア。新旧のエモ/パンク・ファンから歓喜の声で迎え入れられた来日公演も記憶に新しいところですが、このたびついにファースト・アルバム『Solea』をリリース!

 これがもう最高に素晴らしい!! ドライヴするギター、鮮やかなメロディー、切なくも力強いヴォーカル。特に目新しいことをやってるわけではないけれど、ロック本来の魅力にあらためて気付かせてくれる作品です。

「僕らは一生懸命アルバムを作ったよ。初めからこのアルバムは、なんか特別なものになるという予感がしていたんだ」(ギャレット・クラーン、ヴォーカル/ギター:以下同)。

 こう語る彼は、伝説的エモ・バンド、テキサス・イズ・ザ・リーズンに在籍していた。多くの若手バンド/アーティストたちに多大な影響を与えてきた彼ですが、本人はそのことをまったく鼻に掛けてはいない様子。

「いろんな人から、〈影響を受けた〉って言われた。でも、僕にとっては昔のことだし、若かったから、なんかピンとこないんだよね。僕は自分がなにかの〈リーダー〉であるとはまったく思っていない。ただやりたいことをやっているだけだからね。音楽の作り方を知っているってだけさ。バンドとは、ギターやドラムの演奏ができるただの野郎4人の集まりに過ぎないんだ」と、いたって謙虚。しかし、数々のライヴで叩き上げてきた演奏、楽曲センスには誇りを持っているようです。

「ライヴ・バンドであることに興味があるんだ。確かにCDやレコードは良い時の演奏を再現するけれど、最高の力を出せる場所はステージなのさ。だからもっともっとライヴをしたいね」。

 3月末には、レーベルメイトであるアテンションと共に再来日が決定! 前回の日本ツアーと同様、会場を観客の笑顔で満たしてくれることでしょう。では最後に、そのライヴにかける意気込みを。

「日本のみなさん、こんにちは! 君たちにまた逢うのが楽しみで仕方ないよ! 前回の日本でのツアーも最高だったけど、今度のツアーはもっと素晴らしいものになるはずだ。ぜひライヴを観に来て、一声かけてね!」。

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カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2004年03月18日 13:00

更新: 2004年03月18日 15:16

ソース: 『bounce』 251号(2004/2/25)

文/粟野 竜二