多彩なプロジェクトへと派生するm-flo世界への入り口盤
m-flo 『The Intergalactic Collection~ギャラコレ~』
rhythm zone(2003)
LISA在籍時の第1期m-floを集大成したベスト・アルバムにして復活作。“been so long”から“come again”までヒット・シングルの数々を網羅してますが、ポップな逸脱を繰り返すサウンドのアイデアと、膨れ上がる遊び心には恐れ入るばかり。〈新ヴォーカリスト〉の歌を一瞬だけ聴かせる焦らし作戦も。
日之内絵美 『Dramatiques』
Tachytelic/cutting edge(2003)
☆Takuが主宰するTachytelicの第1弾アクトとしてデビューした彼女の初アルバム。シングル群でのハイパーなポップから、R&B、ハウスにまで巧みに寄り添うキュートな美声が素晴らしい一方で、曲作りの才能も見逃せない。
MIC BANDITZ 『SIXTH SENSE』
espionage/cutting edge(2003)
VERBALを含む6人組のラップ・ユニット。日之内絵美をヴォーカルに迎えた☆Takuのプロデュース曲“What's your secret?”はプレm-flo的なアイデアの暴走が楽しい。一方で、集団の持ち味とイキの良さが活きるのは強力なガラージ・ブレイクス曲。
m-flo 『inside Astro Alliance』
rhythm zone(2004)
☆TakuとVERBALのプロデュース曲やプロジェクト曲を集めたコンピですが、m-floの“miss you”はFreeTEMPOのリミックス・ヴァージョンだったり、MIC BANDITZの新曲があったり、ヒネリもあり。限定リリースにつき注意が必要よ!
Heartsdales 『SUGAR SHINE』
espionage/cutting edge(2003)
VERBAL率いるespio-nageの第1弾アクトとして登場した彼女らの2作目。ラップを前面に押し出すことに固執せず、ゲストも交えてトータルなパーティー作品に仕立てたのはプロデューサー=VERBALの慧眼か。
『Tachytelic Night welcomes you to the FAR EAST』
Tachytelic/cutting edge(2003)
同名イヴェントを主催する☆TakuのミックスCDで、同時代の和モノのみで構成。自身の関与曲はもちろん、THE BOOMやCUBIZMO GRAFICO、GTS、orange pekoeなどが縦横無尽に繋がっていく様はm-floにも通じる。
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