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インタビュー

アニタ復活に呼応した(?)80'sソウルの淑女たち

STEPHANIE MILLS 『Born For This!』 JM/Lightyear(2004) アニタ・ベイカー同様、こちらも約10年ぶりの新作。ゴスペル界とも関わる彼女だが、ここではエディFらと組んで無理なく現代R&Bの音に溶け込んでいる。89年のヒット曲“Something In The Way”の再演もあり。

REGINA BELLE 『Lazy Afternoon』 Peak/Concord(2004) 〈ネクスト・アニタ・ベイカー〉的な格好で登場したレジーナ。アニタ以上にストレートなソウル表現を得意とするが、最新作ではソウルの名曲などをジョージ・デューク制作のもとジャズ・アレンジで歌って原点回帰。

ALYSON WILLIAMS 『It's About Time』 Three Keys(2004) 誰よりも早く〈ヒップホップなソウル〉をやっていた初期デフ・ジャムのディーヴァは実に12年ぶりの復活。アーバンなサウンドに乗る、あのドッシリとした歌声は長い年月によってさらに熟成し、味わい深さを増した。

ROSIE GAINES 『You Gave Me Freedom』 Dome(2004) 85年にデビューし、プリンスとも絡んだロージー。デビュー時から一匹狼的なスタンスで活動を続け、アーバン・ファンク的な音楽をやり続けてきた自作自演派の彼女は、この4作目でも己のスタイルを貫いている。

ANGELA WINBUSH 『The Greatest Love Songs』 Hip-O 〈ロナルド・アイズレー夫人〉という肩書きはもう無効。元ダンナに尽くしてアンジェラ自身の新作は10年間ご無沙汰だが、そろそろ復活してほしいところ。それまでは妖艶なグルーヴ曲が満載の当ベストで待機したい。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2004年09月30日 16:00

更新: 2004年09月30日 18:29

ソース: 『bounce』 258号(2004/9/25)

文/林 剛

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