インタビュー

グウェンのライヴァルを低レヴェル解析!?

ヒロ「で、オジさんがイメージするグウェンのライヴァルって誰?」

みちる「サウンド的な相似(別コラム参照)があった時期のマドンナだな。セックス・シンボル路線からイメージ転換を図っていた頃の」

ヒロ「確かに社会的になっちゃうと、グウェンの土俵じゃないわよね。その点でいくと私はピンク! パンクスっぽいところとか」

みちる「オレ的にはレフト・アイか? TLCって男性バッシングな部分で評価されているけど、演歌的な女心とかも歌っていたし。グウェンとは同じような感覚で、ファンのハートを刺激しているはず。あとはイヴかな? ヒップホップ・ギャルのなかではいちばんファッション的にもコンシャスで、彼女は〈いい女〉として男性からも女性からも認識されてるしな」

ヒロ「それじゃ、最近のロック系アイドルはどう?」

みちる「違う違う。アヴリルとかは、バンド・メンバーとァしてる感じがするしな」

ヒロ「も~、それって完璧に妄想だわ! だけど、グウェンだってメンバーと付き合ってた時期があるんだし、その流れでいったらァしててもおかしくないわ。そしてァの話を続けると、先日彼女の取材をした某ライターは〈ナチュラルな彼女には豊胸はさせたくない!〉と鼻息を荒くしてたっけ」

みちる「それはブリのことを言ってたんだな?」

ヒロ「ゴメンナサイ、突っ込み忘れたわ。でも、そんな〈ナチュラル〉な部分とかヴィジュアルの効果で、古き良き女性像も体現していることは間違いなさそうね。だからドラッグクィーンがなぞる女性の姿って、彼女みたいな感じじゃない?」

みちる「で、その流れの果てにグレイス・ジョーンズがいるわけだな。でも、あれはオンナか?」

ヒロ「サイボーグなんじゃない!?」

対談:犬笛ヒロ×情みちる

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カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2004年11月25日 16:00

更新: 2004年12月02日 16:28

ソース: 『bounce』 260号(2004/11/25)

文/bounce編集部