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インタビュー

日本にもニュー・ラスタ・ムーヴメントの炎が拡がっているらしい──現場の声で検証してみよう!!

[質問]
(1)ラスタ・ムーヴメントの盛り上がりを現場で実感することはありますか? 
(2)彼らが注目を集めている理由はなんでしょう? 
(3)期待しているラスタ系アーティストは誰?

MASTERPIECE SOUND
東京を代表するサウンド・クルー。ルーツ・チューンからジョグリンまでをこなす幅広いプレイスタイルが日本各地で支持を集めている。

(1)最近はラスタ系の良質なミディアム・テンポの曲が増えているので、曲をかけた時のお客さんの食いつき方がヤバイです。

(2)以前はリリックがジャー賛歌や政府の体制を批判したものなどが多かったが、最近ではラヴソングや男女間の問題を題材にしたりと一般受けしやすい曲が増えたこと。また、シズラ以降のシング・ジェイ・スタイル、いわゆる〈歌えるDJスタイル〉が人々に支持されたため。

(3)ジャー・キュア、リッチー・スパイス、ルチアーノ、ファンタン・モジャー、アイ・ウェイン

内田健司(CLUB JAMAICA)
レゲエ愛好家の聖地である東京の老舗クラブ、CLUB JAMAICA。イヴェント・スケジュールなどの最新情報は、オフィシャル・サイト〈www.club-jamaica.com〉にてチェックを。

(1)もっとも盛り上がる時間帯でプレイされるので、みんなよく曲を知っている。フックでは大合唱になります。

(2)しばらく続いたダンス・ネタのヒットでお腹いっぱいになっていたところに好曲が次々とリリースされたこと。新人がメインストリームに上がってきたことと、ジャマイカのIrie FMの影響も強い。

(3)タービュランス、アイ・ウェイン、ナッティ・キング、チェジデック、ファンタン・モジャー、チャック・フェンダ、ジェントルマン

磯野カツオ(タワーレコード渋谷店)
タワーレコード渋谷店の名物レゲエ・バイヤー。

(1)リズムの遅いダンスホール・レゲエが現在の主流となっていますが、普段7インチ・シングルを追い掛けていてアルバムにあまり関心のない方々がお店に足を運んでくれるようになりました。

(2)リズム・トラックのヒットが大きな要因のひとつだと思います(たとえば、ジャー・キュアは〈Drop Leaf〉で、チャック・フェンダは〈Soul Food〉で)。また、実力のある新人と中堅/ヴェテランの勢いがしっかりと噛み合ったことも重要ではないでしょうか。

(3)ジェントルマン、リッチー・スパイス、チャック・フェンダ、ナッティ・キング、クイーン・オメガ

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2005年04月07日 13:00

更新: 2005年04月07日 18:07

ソース: 『bounce』 263号(2005/3/25)

文/bounce編集部

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