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インタビュー

バスタードでスレスレなゴチャマゼ系ディスクを大紹介

GLIMMER TWINS & TLP 『Club Culture Club Compilation』 541(2003)

  グリマー双子の名を世間に知らしめた本作、フィリックス家猫のロイクソップ・ミックスなどこの手の定番にニュー・オーダー、ソフト・セル、レジデンツなどニューウェイヴ古典も使用した現場主義選曲。

GLIMMER TWINS 『Serie Noire Vol.2』 Eskimo(2004)

  ジャケもダークだが内容もダーク、つうかシブい! 現在のディスコ路線のルーツ詣で的な選曲で、ジョルジオ・モロダーにボビーO、リエゾン・ダンジュールスにシカゴ・ハウス勢、トドメにPILで深みを見せる。

THE GLIMMERS 『Mixed, Edited And Ph#cked Up By...』 Eskimo(2004)

  人気・実力共に急騰する勢いが選曲にも反映され、冒頭のクイーン、ラストのショッキング・ブルーなど飛び道具もバッチリ。アラン・ヴェガ、ジャー・ウォブルなど通も唸らすバランスが成功の秘訣ね。

『Ivan Smagghe Presents Death Disco』 Eskimo(2004)

  ゴス・ディスコの旗手かつブラック・ストロボの頭脳であるイヴァン・スマッジがエスキモーから出したこのミックスCDは、ビリビリ・ブースト・ベースが全編で炸裂する不穏ダーク・ディスコ百鬼夜行。

『Destroy All DJs : BP Vs. Effcee』 Cleopatra(2004)

  恥も遠慮もない選曲でドギモを抜いた問題作! 霊チャールズ+ミッシーや桃フロイドに某ストーンズといった禁断のマッシュアップ全開曲に加えてラモーンズ、ダムドなど古典パンクもブチ込んだ暴れん坊ミックス!

MTV 『Mash Presents !K7 Clash』 !K7(2004)


  マッシュアップが市民権を得たひとつの証か。人気レーベルの!K7とMTVヨーロッパの人気TV番組「MTV Mash」がコラボ、!K7が誇る音源の数々を隠し味も少々含めつつ42曲ノンストップで送るマッシュアップ紀行。

POPCHOP 『Cut The Fu*k Up! The Remix Project』 Popchop(2004)

  存在が非合法なため表舞台に出ないマッシュアップ勢のなかで、何の偶然か大ヒットとなってしまった今作。やはりエミネム+サヴァイヴァー、パブリック・エナミー+ゴーストバスターズのインパクトが強烈!

『How To Kill The DJ Part Two』 Tigersushi(2004)

  イヴァン・スマッジに続いて、どうやってDJを殺したか?  期待のオプティモによる第2弾はアクフェンもヴィラロボスもファンカデリックもブロンディもデペッシュ・モードも混在するロックでディスコなカオス天国よ。

『Pogo Sessions Vol.5 : Cosmonauts Of Innerspace』 Pic(2005)

  一時はDJヘルの仕業との噂も立った、何から何まで胡散臭いマッシュアップの手本のような今作、このセレクト中ではもっともマッシュアップ。ということはヤバイのよ。マイケルもブリもビースティもゴメン。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2005年05月06日 12:00

更新: 2005年05月06日 18:05

ソース: 『bounce』 264号(2005/4/25)

文/石田 靖博

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