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インタビュー

ARMAND VAN HELDEN ロッキン・ハウスに跨って、無敵の皇帝が帰ってきた!!


 ナーヴァスやストリクトリー・リズムといった王道のハウス・レーベルからリリースを重ねていたのも今は昔。デビューからおよそ15年を経て、いまやヴェテランの域に達しているというのに数々のフロア・ヒットを生み出し続けているアーマンド・ヴァン・ヘルデンは、アルバム単位でも『2 Future 4 U』(99年)に『Killing Puritans』(2000年)、『Gandhi Khan』(2001年)と作風を変貌させつつ決定的な逸品を連発してきた。で、ファットボーイ・スリム主宰のサザン・フライドに移った昨年あたりからさらに一皮剥けたのか、ピーチズに影響を受けたらしいディスコ・パンク的意匠のヒット・シングル“Hear My Name”や、ソウルフルでフィルター・ディスコの残り香が漂う“My My My”など80'sテイストのシングルを連発。その様子はますます落ち着きなく、無軌道で精力的だ。そして、そんな近年のあれこれを大バコ向けの器に盛りつけたのがニュー・アルバムの『Nympho』だ。タイトル・トラックで幕を開けた瞬間にトム・ジョーンズの〈恋はメキメキ〉を連想してしまったほど、ギター・リフやビッチなヴォーカルをメインに据えた下世話な作りに興奮を煽られる。音はずいぶん変わったけど、暴れん坊ぶりだけは相変わらずのご様子!

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2005年07月14日 17:00

更新: 2005年07月28日 11:41

ソース: 『bounce』 266号(2005/6/25)

文/高橋 玲子

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