5分でわかるLHファミリー その1
OTHELLO
このページの主役。もともとはロジックなどのグループでマイクを握っていたが、ブレイルらとの交流を経てLHに加入。また、オセロ&ザ・ヒプノティックス名義での2004年作『Classic』(MICLIFE)への高い評価が、現在にまで至るLHシンドロームを巻き起こした根源であることは特筆しておくべき。彼の流麗なラップがまとめて楽しめる編集盤の『Elevator Music』(Syntax)も聴きモノだ。
OHMEGA WATTS
トラックメイカーとしての活躍も目覚ましいオメガ・ワッツ。NYはブルックリンの出身ながら、アクツ29におけるブレイルとの共闘を経てLHに加入。一方では2004年にユビキティとソロ契約して、LH以上に幅広いリスナーからの支持を得ることに成功した。ファンク色の強い持ち前のビート捌きは、ムーンシャイン脱退後のLHサウンドを支えるものとしていっそう磨き上げられている。
OHMEGA WATTS 『The Find』 Ubiquity(2005)
LH+プロカッションズにリバースのノエルも声を添えた“That Sound”を収めた初ソロ作。ユビキティ発ならではのクロスオーヴァーな音像が非常に心地良い。
ACTS 29 『Under Exposed』 Syntax(2001)
好タイミングでリイシュー! ソウル・プラズマとブレイル、オメガ・ワッツの3人による唯一のアルバムで、オメガ製の90's的なビートも堅調だ。オセロが“Overnight”に客演。
LIGHTHEADED
ムーンシャインのビートを耳にしたブレイルが友人のオメガ・ワッツとオセロを誘い、ポートランドで結成された4人組ユニット。2004年のEPやオセロの作品が話題となったことで、前年リリースだったファースト・アルバム『Pure Thoughts』(Day By Day/OCTAVE)も日本盤化され、認知を一気に高めた。その後ムーンシャインは脱退するものの、2005年にトレスから放った2作目『Wrong Way』(Tres)では3MCのよりタイトな結束ぶりをアピール。好調の波はまだ続きそうだ。
『Tres Presents Shipping And Handling』 Tres/Pヴァイン(2006)
アナログのみの音源や未発表曲を集めたトレスのコンピに、ライトヘッデッドも2曲提供! オメガ・ワッツ制作のジャイアント・パンダ曲も聴けるよ。
- 前の記事: Othello
- 次の記事: 5分でわかるLHファミリー その2