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インタビュー

TAPES 'N TAPES(3)

LEMON JELLY『'64-'95』(2005)

  まばゆいばかりにキラめく魅惑のチルアウト・ビートで世界中のフロアをおしゃれラウンジ化し、夢見る女子&男子のハートを優しくカラフルに彩った彼らは、XLのデトックス担当か? 名は体(音)を現すとはまさにこのこと。(北爪)

BASEMENT JAXX『Crazy Itch Radio』(2006)

  XLといえばやはりクラブ・ミュージックのイメージが強いわけで、UKハウス・シーンの重鎮である彼らはこのレーベルを語るのに欠かせない存在だろう。なお、彼らを発掘した元XLのA&Rが後にあのストリーツを見い出しているというのもおもしろい!(白神)

THE WHITE STRIPES『Get Behind Me Satan』 V2(2005)

  当代随一の人気と影響力を誇るガレージ・ロックンロール・デュオがXL所属というのもおもしろい。といっても、最新作である本作では、もはやガレージという偏狭な枠を完全に乗り越えたメロディーメイカーっぷりを発揮している。(北爪)

BE YOUR OWN PET『Be Your Own Pet』(2006)

  ナッシュヴィル出身の4人組バンドで、実はラフ・トレードからもシングル・リリースしていた。アルバムのリリースまで少し時間がかかってしまったのがちょっと残念だが、UKプレスからの注目度はかなりのもので、UK新人レースへのXLからの刺客となった!(白神)

PEACHES『Impeach My Bush』(2006)

  〈クイーン・オブ・ザ・スケベ・エイジ〉の異名を持つ電気仕掛けのパンク・ギャルも、XLを根城にして痛快きわまりないオゲレツ・エレクトロ・ビート菌を大散布。ビョークやマドンナをはじめ、感染者多数。(北爪)

THE RACONTEURS『Broken Boy Soldiers』 V2(2006)

  ホワイト・ストライプスのジャック・ホワイトや、天才ギター・ポッパーのブレンダン・ベンソンらが組んだ新バンドもXLよりアルバムを上梓。ジャックのギター捌きとブレンダンのポップ・センスが絶妙に光った好盤だ!(北爪)

RATATAT『Classics』(2006)

  猫ジャケなのでラッセ~ラーかと思いきやラタタット。NY出身のインスト・バンドである彼らは、ロックンロールでエレポップな音を聴かせる貴重な存在。極められたある種の独創性は攻撃的で、いかにもXLっぽい。なんとあのモグワイとの来日も!(白神)

THOM YORKE『The Eraser』(2006)

  言わずと知れたレディオヘッドのフロントマンによるソロ・デビュー作。今作リリースにあたってどこのレーベルから出んの?と注目されたが、フタを開ければXLからの登場となった。時代の顔を数多く生み出してきたレーベルの鋭利な視点に、どうやら彼も共感した模様!(白神)

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2006年11月16日 17:00

更新: 2006年11月16日 22:01

ソース: 『bounce』 281号(2006/10/25)

文/北爪 啓之、白神 篤史、出嶌 孝次

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