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インタビュー

「NANA」が生み出した音楽、ナナを生み出した(かもしれない)音楽

 音楽と密接に関わっている「NANA」からは実際に、数多くの楽曲が生み出されています。まずは原作の愛読者であるミュージシャンが、BLACK STONES(ブラスト)やTRAPNEST(トラネス)をイメージした楽曲を提供したコンピ『LOVE for NANA ~Only 1 Tribute(BLACK STONESヴァージョン)』。参加メンツも大塚愛、布袋寅泰、さらに木村カエラなど超豪華です。また、原作中でブラストが対バンに急遽参加したライヴの模様を再現したコンピ『PUNK NIGHT from NANA』では、Bivattcheeをはじめとしたバンドがテンションの高い競演を披露。さらに、現在放送中のTVアニメ版「NANA」では、OLIVIAがトラネスのヴォーカリストであるレイラに扮して楽曲を提供しています。そして「NANA」が生み出した歌姫といえば、映画版への出演をきっかけにデビューを果たした伊藤由奈もお忘れなく。最新シングル“losin'”では、UKガラージ風味のトラックでクールかつダイナミックな歌声を披露しています。一方で、音楽性や佇まいがナナを彷彿とさせるアーティストとしてまず思い浮かぶのは、ファッションも含めてパンクからの影響が色濃い土屋アンナ。アルバム『strip me?』で聴かせるハード・エッジなサウンドは、まさにブラストそのもの!

 そしてさらに注目したいのが、結成当初、ナナが敬愛するシド・ヴィシャスもドラマーとして参加していたスージー&ザ・バンシーズ。サウンドはもちろん、スージー・スーのパンク・アティテュードはブラストやナナに影響を与えているかも!? 「NANA」をきっかけにロックやパンクに目覚めたら、どちらも必聴ですよ!

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2006年12月14日 20:00

更新: 2006年12月15日 14:31

ソース: 『bounce』 282号(2006/11/25)

文/牛島 絢也

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