インタビュー

HUSKING BEE & FINE LINES

HUSKING BEEが作り上げた蜂の巣は、いまも増殖し続けているのだ!!

 磯部正文(ヴォーカル/ギター)、工藤哲也(ベース)、平本レオナ(ドラムス)、そして平林一哉(ギター/ヴォーカル)の4人から成るHUSKING BEEが結成されたのは94年のこと。まだメロディック・パンク、メロコア、エモといったカテゴリーが日本に根付いていなかった時代のことだ。彼らはHi-STANDARDらと共に新たなパンク・シーンを築いたバンドである。と同時に、初期の『PUT ON FRESH PAINT』で聴かせるような荒々しい音世界から、2002年の『the steady-state theory』における日本語の持つ響きの強さやメロディーの良さ、つまり〈歌〉に重点を置いた、特定のジャンルでは括れないサウンドを徐々に確立していった彼らの音楽性が、現在活躍する若いバンドに与えた影響は大きい。2005年3月に惜しまれつつも解散した彼らだが、今回はトリビュート盤を通じて改めて彼らの放った心に強く訴えかける音楽の魅力を再確認すると共に、平林が立ち上げた新バンド=FINE LINESの音世界を紐解いてみようじゃないか。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2007年04月12日 16:00

更新: 2007年04月12日 17:20

ソース: 『bounce』 285号(2007/3/25)

文/土屋 恵介

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