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インタビュー

オレスカバンド(3)

音楽のことばかり考えているメンバーたちの、熱い音楽談義をちょっとだけ公開!

 ここでは、オレスカバンドのメンバーが最近気になってる音楽について語ってもらいましょう! 彼女たちの発言から、オレスカバンドの音楽性の秘密の一端が垣間見えるかも?

 まずは、〈同世代で共感できるバンドは?〉という質問には、全員から「ジンですね!」という答えが。

サキ「ツアーでいっしょでいろいろ喋って」

リーダー「〈わかるわかる〉っていうことも多くて」

サキ「ウチらが思ってることをバーッと言って、〈そうそう! 良いこと言ってくれた〉みたいな(笑)」

たえさん「〈こっちは言うことないわ〉とか、同じこと言ってるときもあったわ(笑)。ジンとは音楽性が全然違うし、方向性も、これから活躍していく場所も違うと思うけど、ホンマに単純に広い範囲で音楽をやっているバンドとしては、ヴォーカルのひぃたんとも喋っていたんですけど、同じようなことが悩みなんですよ、ずっと。〈え、思ってた!?〉みたいな。ジャンルとかは違うけど、いっしょやなって」

サキ「仲良くなりたいってウチらも思っていたし、向こうも思ってくれていたみたいで、いっしょにツアーを回れる機会があって良かったと思います」

たえさん「あと、いま気になっているのはサンディ・トム。プロモ・クリップを観て何か凄いなと思ってて。とりあえず〈パンク・ロッカー、パンク・ロッカー〉ってずっと言ってるから何やろうと思ってたら、自分の生きている時代じゃなく古き良き時代に生まれたかったっていう、そんな歌やったと思う。それはウチも最近思っていて、いかすは凄くビートルズが好きなんだけど、いくらビートルズが好きでも同時代じゃないから、説得力がなかったりするじゃないですか。でも好きな気持ちはいっしょやのにって。歳上の人からしたら〈俺のほうが知ってる〉みたいな。そのときたまたまいっしょやったからそう思う、っていうところも何か共感したんです。ウチ、昔生まれてれば良かったわって。ホンマ、スペシャルズの時代に生まれたくて。来日した時とか観に行きたかったし、〈いま〉観に行きたいんですよ。羨ましいよな、〈ニルヴァーナのライヴに行ったことがある〉とかは」

いかす「ウチはビートルズでいちばん好きなのは『1』」

もりこ(テナー・サックス)「ウチはDETERMINATIONS。トロンボーンのソロにサックスのソロが混じってたりしてるんですけど、めっちゃ自由に吹いてるんですよ、自由すぎるくらいに。でもその曲はめっちゃユルい曲で、それに合わせてたぶん自由に吹いてるんですけど、その自由さが凄い好きで、こんなふうにできたらいいなぁって」

とみ(ベース)「最近、SCAFULL KINGが好きなんですけど、観たことないんですよ。やっている姿とかが純粋に気になるんです。ヴォーカルやりながら管楽器を吹いたりしてるじゃないですか。リアルに観たいバンドって結構私のなかでは少ないんですけど、気になるんですよ」

リーダー「ズクナシが気になります。物凄く気になります。ホンマに気になります(笑)。ヴォーカルのエミさんのブログのファンなんですけど、ホンマに音楽と戯れている人みたいで、日記を読みながら想像するんですよ、ズクナシがライヴをやっているのを。気持ち良さそうやなって思って。ホンマに老若男女みんな楽しんでいるような感じで。カフェのステージで、子供もおじいちゃんもおばあちゃんも踊ってるみたいなことが書いてあったりして、凄くそこに入りたいなぁってのがあって。いまオレスカバンドって輪の中に入りたいっていう人が増えれば良いなと思うんですけど、ウチはズクナシの輪に入りたいと思うから。この気持ちがオレスカのお客さんにも伝われば良いなって思うくらい、ウチはズクナシの輪に入りたい。理想っていうか、エミさんは尊敬する人やけど、尊敬っていうよりはもっと感じたい、ズクナシの音楽をみんなと」

サキ「気になるのはストリートライト・マニフェストというバンド。ホーン隊の音の作り方が凄いバンドで。カッコいいですよ、掛け合いが。ありえんというか、〈これどうやって作ったん?〉っていうくらいで」

リーダー「吹いたやつそのまま入れました、みたいな感じで空気が伝わってくる」

サキ「おもしろそうやな、ライヴ観に行きたい、って!」

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2007年06月07日 21:00

ソース: 『bounce』 287号(2007/5/25)

文/ダイサク・ジョビン

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