アパートメントの周辺には……
本文中にもあるように、STUDIO APARTMENT(以下SA)の影響力は多方面に及ぶ。まずは彼らが主宰するレーベル=Apt.。DAISHI DANCEやデニス・フェラーなど(ライセンスものも含めて)国内外のハウス良品を送り出す、彼らにとってはいまや欠かせないホームだ。逆にSAの12インチがキング・ストリートなどから海外リリースされる機会も多く、そうした状況を踏まえてルイ・ヴェガやブレイズといった大物が各々のミックスCDにSAの楽曲を収めている点も特筆すべきだろう。また、増加傾向にあるのがプロデュース作品で、AYUSE KOZUE“C.M.M.”やarvin homa aya“Everytime”などで聴ける瑞々しいポップセンスは格別だった。それに輪を掛けて膨大なのがリミックス仕事で、瀧澤賢太郎やorange pekoeあたりの手堅い顔合わせ以上に、最近はDOUBLEや伊藤由奈、May J.など女性シンガーのしなやかな歌唱を活かしたスタイリッシュな仕事ぶりが光っている。
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掲載: 2007年07月12日 16:00
更新: 2007年07月12日 17:38
ソース: 『bounce』 288号(2007/6/25)
文/大原 かおり