インタビュー

HE MADE IT! 自身のグルーヴを追求してきたDJ KAWASAKIのジャイアント・ステップをおさらい! その1

GK 『GK SOUND』 クルーエル(2003)
2000年にTakuji a.k.a. GEETEKの“Mensole of Sound”を共同リミックスし、それを契機に結成されたコンビによる唯一のアルバム。テッキーなハウス、ブレイクス、ダブなどをゴッタ煮にしたこのサウンドにKAWASAKIが加担していたことはもっと知られていい。なお、このコンビではSUITE CHICのリミックスを手掛けたことも。


『THE ROOM -10th Anniversary-』 ソニー(2003)
東京は渋谷のクラブ、THE ROOMの10周年記念コンピ。KAWASAKIはMONDO GROSSO“CENARIO”のサウダージなドラムンベース・リミックスを披露し、THE ROOM ALL STARS名義の“ANGER”ではブギーなプログラミングを担当している。

Kaori 『Oasis』 クルーエル(2005)
GK盤でも歌っていた彼女の初EPにて、“New Day”をDSKと共同プロデュース。粋なブロークン・ビーツに仕上がっている。

瀧澤賢太郎 『IMPRESSIVE TIME REMIXES』 HIGH CONTRAST/ヴィヴィド(2005)
シーンを共にリードする俊英の“Feel Your Emotion”を爽快にリミックス。自作でも組むKARINのヴォーカル曲だけに好相性も当然。

吉澤はじめ 『Echo from Another Side of the Universe』 ジェネオン(2006)
敏腕キーボーディストのリミックス盤に、“Sweet Way”の洒脱なアーバン解釈で参戦。

DJ KAWASAKI 『BEAUTIFUL』 コロムビア(2006)
ブロークン・ビーツとラテン・ハウスのハイブリッド的な独特のビートメイクを確立した初のソロ作。オシャレ系コンピで重宝されまくった表題曲、キング・ストリートからUSリリースされた“BLAZIN'”、とKARINの歌う2曲が国やシーンの内外で話題を振りまいた。アーネストやアンジェラ・ジョンソンら贅沢なゲストの布陣が凄い。

沖野修也 『UNITED LEGENDS』 ジェネオン(2006)
THE ROOMを運営するボスのスタイリッシュな初ソロ作にて、“SHINE”のトラックを担当。デトロイトから招いたディヴィニティの伸びやかな歌声を力強いビートで迎えつつ、シャイニーな鍵盤使いで洗練された印象を残す。

DJ KAWASAKI 『BEAUTIFUL TOO』 コロムビア(2007)
新曲や未発表曲、リミックスした/されたトラックなどを豪勢に盛り込んだ、『BEAUTIFUL』のサブテキスト的な一枚。LENA FUJIIがシンガーに起用された“BRIGHT LIKE LIGHT”はここで初披露されている。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2008年01月24日 21:00

ソース: 『bounce』 294号(2007/12/25)

文/出嶌 孝次

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