インタビュー

PMXのスムース・オペレーションに心も躍る、DS455の名作を徹底ガイド!

DS455 『DabStar Clique』 Bay Ride/ユニバーサル(2002)
人気の“Night 4 Playaz”などインディー時代の名曲群も含み、この時点でのベスト的な内容となった初のフル・アルバム。MACCHOやIz、BIG RON、MAYら仲間を引き連れた、超レイドバックしたKayzabroのナヴィゲートが最高に心地良い。MAIRAの抜擢にも注目。

DS455 『To Myself』 BAYBLUES/ユニバーサル(2004)
MACCHOと立ち上げた新レーベルの第1弾作品。LGYやHYENAを抜擢しつつ、スロウ・ペインやフロストをLAから招聘するなど内容は多彩だが、音のハードさも増したシリアスな楽曲がいつもより多くなっている。上昇志向が清々しい表題曲にはSAYを初フィーチャー!

LocoHAMA 『CRUSING mixed by DJ PMX』 HOOD SOUND/ビクター(2007)
デス・ロウの公式ミックスなども放ってきたPMXが、洋/邦のクルージング曲をそれぞれスムースにまとめた2枚組のミックスCDで、彼自身の絡んだ曲も多い邦盤に圧倒されるはず。層の厚くなったシーンのショウケースとしても推薦したい。

DS455 『Summer Sweetz』 Bay Ride/ユニバーサル(2004)
音質が格段に向上した印象もある極上の夏盤! A☆ZACKのトークボックスが冴え渡る表題曲、サーフィスをネタ使いした哀愁アーバンな“Ride In Peace”などの安定走行が爽快だ。DJクイックへのオマージュ的なPMXのメロウ・インスト連作もここからスタート。

DS455 『Risin' To Tha Sun』 BAYBLUES/HOOD SOUND/ユニバーサル(2007)
ケニ・バークをネタ使いした陽性アンセム“SUMMER PARADISE~Risin' To Tha Sun~”など2曲に青山テルマを迎え、大人の余裕さえ感じさせるクールでリラクシンな名作だ。NCBBとの“IN HERE”、フォーサムとのコラボなど聴きどころ多し。

DS455 『THE BEST』 BAYBLUES/HOOD SOUND/ユニバーサル(2008)
彼らの本質をギュッと濃縮したピースな名曲が居並ぶベスト盤。レイ・パーカーJr使いで話題を呼んだメジャー・デビュー曲など、いくつかのトラックは新録ヴァージョンで収録するなど、従来のファンにも嬉しい内容だ。夏が来る前に浴びないとマズいでしょ。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2008年06月26日 16:00

ソース: 『bounce』 300号(2008/6/25)

文/出嶌 孝次

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