短期間でここまで広がった80kidzワールドを探索!! その2
『HUMP』 KSR(2008)
CSSの“Left Behind(80kidz Remix)”がCDで聴けるのはこのコンピのみ。ズバズバとソリッドなビートが哀感を湛えて走るラヴフォックスの歌にマッチしている。彼女が“F**k Fox”を聴いてどう思うのかは不明だけれど。
(出嶌)
CHIX CHICKS 『Re:ELECTRO CHIX』 レインボー(2009)
女子6人ユニットのリミックス+α集。80kidzはドナ・サマー“Hot Stuff”のカヴァーを執拗にエディットし、いつもの彼らよりもストレートにハウシーな手捌きを楽しませてくれる。
(出嶌)
『Inter-Continental』 FABULOUS(2009)
オートクラッツ“Stay The Same”のリミックスが聴けるミックスCD。原曲のメリハリをさらに強調し、メロディアスな部分はピアノを乗せて爽やかに、ラウドな部分はノイジーなシンセでより激しく変貌させ、ドラマティックに仕上げた技が見事だ。
(青木)
『HOUSE DISNEY』 avex(2009)
ディズニー映画の使用曲をクラブ系の大物たちがカヴァーした豪華企画。80kidzは「パイレーツ・オブ・カリビアン」の“He's A Pirate”を担当し、ハンス・ジマー先生の雄々しいメロディーをブリーピーに電化してみせる。カッコイイ。
(出嶌)
浜崎あゆみ 『Rule/Sparkle』 avex trax(2009)
この両A面シングルでは“Rule”のリミキサーに大抜擢! 原曲もくぐもったフィルター・ヴォイスが印象的な仕上がりだっただけに、kidzもノー・ルールなエレクトロ加工をノビノビと披露している。
(出嶌)
noelle 『LOVE ELECTRO 2』 ソニー(2009)
多彩なクリエイターが著名曲のエレポップ・カヴァーを仕掛けた一枚だが、80kidzは唯一収録のオリジナル曲“dancer on the horizon”をリミックス。スムースに流れる原曲に対し、エディットのつんのめり感も交えてポップに調理している。
(出嶌)
FACT 『NIVAN RUNDER SOUNDRAGS』 maximum10(2009)
世界を舞台に活動する日本人アクト同士という旬な共演がリミックスという形で実現。フィジェット風の躍動感に溢れた“why...(80kidz Remix)”のファンキー・ビートは、両者を取りまく状況を象徴するかのような勢いだ。
(青木)
カテゴリ : インタビューファイル
掲載: 2009年05月07日 16:00
更新: 2009年05月07日 17:27
ソース: 『bounce』 309号(2009/4/25)
文/青木 正之、出嶌 孝次