SEEDAの2009→2010――（2）

L-VOKAL 『Lovin'』 MATENRO（2010）

グライミーな鋭いビートが不穏に轟く“PEKOCHANG”で共演。L-VOKALならではのアイロニカルな切り口に煽られてか、SEEDAもあの一件を匂わせてみたり、なかなかの愉快犯チューンだ。

mimi-K 『successions』 KSR（2010）

デビュー時にはI-DeAも関与していた女性シンガーのミニ・アルバムで、クラブでの光景を描いた“Vamp”にSEEDAが客演。短いヴァースながらも確実に印象を刻んでいる。

SEEDA 『1999/2009』 ConCreteGreen（2010）

自作や膨大な客演曲から現在の視点で本人が選んだ自選ベスト。曲名通りに朗らかな“Sunshine”や“Good Boy, Bad Boy”のSKYBEATZリミックスなど、エクスクルーシヴも収録。I-DeAとのコラボが素晴らしい。

マイクアキラ “TIME” 首脳組（2010）

ヴェテランが新レーベルから放った最新シングル。SEEDAにとっては前年の“Closer”に続いてのコラボとなり、ここではNIPPSとacharuもマイクを交わしている。メロウなビートはSKYBEATZ製!

CIMBA 『Words and Notes』 Phat Soul／EXIT LINE（2010）

甘い歌い口とシリアスな視点を兼ね備えたR&Bシンガーの新作で……詳細は特集〈urban music revue〉を。SEEDAの登場する“MY LIFE”は両者の真摯なリリックが融和して素晴らしい好相性を示す。

4WD 『CLOCK WORK』 ConCreteGreen／ONE YEAR WAR／S.T.O.R.M.（2010）

SEEDAが制作をサポートした作品の第2弾であり、4WD本人にとっても待望の初フル・アルバムとなる。SEEDAのラップはBL製の“WORLD'S END”で楽しめ、ここでも鋼田テフロンが登場。

RED SPIDER 『大爆走エンジェル』 ビクター（2010）

JUNIORによる日本産レゲエ・ダブプレート・ミックスCDの最新弾で、JUMBO MAATCHの“オマエに言ってんだ!”にSEEDAが客演。他のメンツも含めてヒップホップ好きも注目すべき。