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インタビュー

『GO』を聴く前にチェックしたいエッセンシャルな7枚を紹介



SHINGO★西成 『I・N・G』 昭和レコード(2010)

Kの最新シングル『KILA KILA/Tan-Kyu-Shin』でしか聴けないカップリング曲が、“アグレッシ部(Remix)”以来の合体となるSHINGO★西成を迎えた“ハヒヘホ”。ユーモラスなループと皮肉たっぷりなKREVAの語り口に対し、飄々と〈みむめも〉についてべしゃり倒すSHINGOも流石の腕前です。

 

小室哲哉 『Digitalian is eating breakfast 2』 avex trax(2011)

昨年10月に行われたKREVAの武道館公演〈意味深3〉に、まさかのバンド・メンバーとして登場した小室哲哉。K+TKの縁はこの復活ソロ・アルバムまで続き、オープニングを飾るトランシーな“Vienna”では、坂本美雨の歌唱に乗せてKREVAのラップが駆け上がっていきます。

 

DJ HAZIME 『"The Exclusives" JAPANESE HIP HOP HITS』 Manhattan /LEXINGTON(2010)

いわゆる名曲選的なチョイスで日本語ラップの歴史を切り取ったヒット作ですが、その目玉となったエクスクルーシヴ……Anarchy、DABOとKREVAがマイクを回す“I REP”に驚いた人も多いはず。強気なパンチラインも含めて戦闘力の高さを改めて示しました。

 

L-VOKAL 『LOVIN'』 摩天楼(2010)

名曲“STEP UP”で記憶されるLとKのコンビですが、こちらのアルバムに収録の“JUST LOVE IT”ではVERBALも交えて三者三様のスタイルを闘わせています。逆に、シングル“C'mon, Let's go”のカップリングとなるユーモラスな“マカー”にはAKLOを伴ってL-VOKALが参加しているので、そちらにも注目!

 

SONOMI 『S.O.N.O.M』 ポニーキャニオン(2010)

KREVAがトータル・プロデュースを手掛けてきた個性的なシンガー/ラッパーのサード・アルバム。初期に比べればK師匠の直接的な関与もずいぶん減って、独り立ちへの道も着々と切り拓かれている様子。来るべき次作では、いよいよ名前のスペルも揃うはずですが……。

 

高野寛 『相変わらずさ -高野寛ベストアルバム』 EMI Music Japan

スチャダラパーやYMO、YOUNG PUNCHなど、気ままに繰り出されるKREVAの青春(?)カヴァー・シリーズ。先だってのシングル“挑め”にて披露されたのは、高野寛初期の大名曲“ベステンダンク”の『心臓』作法によるカヴァー。ビートの抜き差しも含めた展開作りも技アリです。

 

SEEDA 『1999/2009』 CONCRETE GREEN(2010)

本文中にもあるように、MAJOR MUSICをKREVAに紹介したというSEEDA。このベスト盤には2曲ある両者のコラボのうち、“good boy, bad boy”のリミックスがチェックできます。そのMAJOR MUSICとガッチリ組んでいるという新作『IN THE MOMENT』も楽しみです。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2011年08月31日 19:00

更新: 2011年09月01日 18:51

ソース: bounce 335号 (2011年8月25日発行)

ディスクガイド/轟ひろみ

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