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インタビュー

21年目のニンジャ・チューンはどうなってる?



20周年を迎えて以降のニンジャ・チューンは、またしても伝統と革新がいい塩梅でせめぎ合った、いい感じのラインナップを取り揃えている。ワゴン・クライストやキッド・コアラ、アモン・トビンといった、これまでにニンジャ・チューンのイメージを作り上げてきた大物たちが元気に気を吐く一方で、今年はよりフォーキーな方向に進んだフィンクの『Perfect Darkness』が大ヒットし、昨年のシングル“Ariel”からニンジャに移ってきたリーズのロック・バンド=ステイトレスもアルバムを発表している。これまでにも歌ものやバンド作品はあったものの、よりポピュラーな支持を得る可能性のあるこれらのアーティストは、レーベルのカラーを色とりどりに塗り替えるものでもあるだろう。

フレッシュな面々でいえば、ダブステップを操るエミカの存在もおもしろいし、移籍組のトドラTによる大傑作を例に挙げるまでもなく、ダンスホールなどのベース・ミュージックに手を広げた活躍も見逃せないところだ。そして、シングル“Atlantis”でいきなりニンジャ・デビューを果たしたファルティDLも……このままニンジャからアルバムを出すのだろうか?

 

▼関連盤を紹介。

左から、フィンクの2011年作『Perfect Darkness』、ステイトレスの2011年作『Matilda』。エミカの2011年作『Emika』、トドラTの2011年作『Watch Me Dance』(すべてNinja Tune)、ファルティDLの2011年作『You Stand Uncertain』(Planet Mu)

 

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2011年12月16日 19:50

更新: 2011年12月16日 19:50

ソース: bounce 338号(2011年11月25日発行)

文/狛犬

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