AKLOの参加CD
dj klock 『san』 clockwise/Ropeadope(2006)
英語と日本語とスペイン語をちゃんぽんで話す謎のMCとしてここに登場するpalabritoこそAKLOだった。ここでは言葉の意味をあえて放棄せんとする主役の表現に寄り添ってみせている。
TOKYO BEAT SOCIETY 『PLANET DANCING』 Rhythm REPUBLIC(2008)
AKLOと空として出場したオーディションの同門アクトで、その絡みもあってAKLOは“SMILE”にフィーチャー。求められる役割はさておき、身のこなしのフレキシブルさはこの時点でもよくわかる。
PLAYGROUND CREW 『PLAYGROUND』 PLAYGROUND(2009)
これ以前にコラボしているRoundsvilleや盟友のTNDらが属するクルーの意欲的なコンピ。AKLOは2曲にフィーチャーされており、そのうちTNDによる“Handle U”はミックステープ『A DAY ON THE WAY』にもピックアップされることに。
DARTHREIDER 『狼〜ガレージ男の挽歌』 Da.Me.Records(2010)
高井戸住まいの面々による(?)“高井戸HOW HIGH”はダジャレ優先に見せかけて直球のカッコ良さを見せた逸曲。ここでマイクを回したAKLOとL-VOKALはBETTER HALVESを結成する。
MATCH 『Greedy』 G-1(2011)
Y'sと連れだってSKYBEATZ製の不穏すぎる“It's My Flow”に登場。本作のディレクションを務めたのがJIGGだというのも意義深い。
ALICE 『JUST ONE』 ソニー(2011)
TNDがプロデュースに関わっているR&Bシンガーの初アルバムで、前年のデビュー・シングルのカップリング曲だった“Missing”にAKLOが抜擢。ダンスホール・ポップ調の跳ねたビートに乗る姿はけっこう新鮮。
SIMON 『TWICE BORN』 STREET OFFICIAL/NEWWORLD(2011)
当時のAKLOに付く形容をそのまま楽曲に取り込んだような“Download”に参上。プロデュースはJIGGで、アルバム全体の制作も彼とBACHLOGICが分け合っていた。
L-VOKAL 『LIVIN'』 MATENRO(2011)
KREVA“マカー”へのBETTER HALVES名義での客演に続き、ここでは人気の2曲にてコラボ。sequickのトークボックスも交えた“SWAG”ではメロウな風情に則ってスムースなマイクで押しまくり、妖しげなバウンス・チューン“MOJITO”のノリも絶好調だ。
JAY'ED 『Your Voice』 トイズファクトリー(2011)
BACHLOGICプロデュースのダイナミックな“ブレイブ・ハート”にSALUと共に登場。この時点ではもうOne Year Warの連発プランは固まっていたのだろうか? なお、JAY'EDは『THE PACKAGE』収録の“サッカー”にお返し参加している。
DIORI a.k.a. D-ORIGINU 『SPREAD YOUR WING』 NEXT(2011)
超ヒプノティックでキャッチーなバウンス・チューン“Just Move It”に抜擢。大物プロデューサー初のリーダー作からの先行カットに選ばれたことも旬の勢いにさらなる追い風を吹かせた。
KEN THE 390 『THE BEST OF COLLABORATION RAPPER'S BEST & SINGER'S BEST』 DREAM BOY(2012)
独立にあたってKENが東京/大阪の2ヴァージョンを作った“ガッデム!!”にて、東京版ではCherry Brownと晋平太、AKLOが登場。威勢の良さが光る。
SQUASH SQUAD 『objet』 BRAINSTORM(2012)
今年を代表する一枚になりそうな本作にさらに時代性の箔をつけたのがBRGKやTAKUMA THE GREAT、EGO、ISH-ONEとイキのいい連中が集まった“G7/Joint Intervation”。AKLOも持ち前の軽妙さを挿入。
SKY-HI presents FLOATIN' LAB 『FLOATIN' LAB』 BULL MOOSE(2012)
AAAの日高光啓がSKY-HIとして楽曲の制作過程ごと開示するという、前年からのプロジェクト。その初回の相手に選ばれたAKLOは“Inside My Mind”で共演。シブいI-DeAビーツに乗る粘っこいフロウがいい。
KREVA “Na Na Na” ポニーキャニオン(2012)
『THE PACKAGE』と同日リリースとなったKREVAのニュー・シングル。2曲目の“No More Mr. NiceGuy”はAKLOにKEN THE 390も交えたナイスガイ共演の様相で、ヒップホップへの愛(?)を綴っている。
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カテゴリ : インタビューファイル
掲載: 2012年08月29日 17:59
更新: 2012年08月29日 17:59
ソース: bounce 347号(2012年8月25日発行)
ディスクガイド/出嶌孝次