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インタビュー

メンバーが関わった意外な面々と、時雨サウンドに通じる次世代バンド



GLAY 『JUSTICE』 loversoul music & associates(2013)

GLAYの最新作(の一方)では、先行シングルを含めて3曲のドラムをピエール中野が担当。X JAPANが彼のルーツにあるということも、兄さんたちはピエールと通じるものを感じたそうで、もちろんそのプレイについても絶賛している(GLAYブログより)。しかしシンフォニックなパワー・バラード“運命論”での優しさ溢れるドラミングは新味だな〜。 *加藤

 

HAPPY BIRTHDAY 『嘘でもかわいいと言って』 ソニー(2012)

時雨とは同じ事務所でレーベルメイトの女子2人組。そのミニ・アルバムでは昨年のライヴでサポートを務めた345が全曲のベースを担当。また同じくドラム・テクニシャンとして関与したピエールは、“アイプチコンプレックス”で〈あいづち〉を入れています。〈かわいいかわいい〉って。 *加藤

 

初恋の嵐 『初恋に捧ぐ』 ユニバーサル(2002)

昨年、初恋の嵐と共演したイヴェントがTK初のソロ・ライヴ。その際、時雨ではやらないアンコールに彼一人で登場し、これまたレアなカヴァーをアコギ弾き語りで披露した。それが本作収録の“涙の旅路”。TKの優しさに包まれて(妄想)感涙! *加藤

 

tricot 『小学生と宇宙』 BAKURETSU(2012)

時雨と9mmが大好きな女の子たち(男子1人いるけど)がバンドをやるとこうなる!……みたいな。プログレ風味のギターや轟音エモーショナルなサウンド、エモくて儚いメロディーといったあたりを受け継いでいる京都の4人組です。でもこちらのほうが人懐っこい度高め。 *加藤

 

HaKU 『SIMULATED REALITY』 EMI Records Japan(2012)

甲高い声質の男性ヴォーカルと女性ベーシストのコーラスという組み合わせ、シアトリカルな雰囲気の楽曲など、最近の若手のなかでもっともシンクロ率が高いのはこのバンドか。とはいえ、よりエフェクティヴなサウンドを主体に、ダンス・ミュージック寄りのアプローチを志向しているのが彼らの持ち味だと言える。 *金子

 

THE★米騒動 『十九才でぜんぶ終わる』 White Riot/UKプロジェクト(2012)

高校時代の部活動で、実際に時雨のコピーをしていたというエピソードもある彼ら。3ピースという編成も含め、彼らも直接的な影響下にあるバンドだろう。ヒリヒリとした緊張感を孕んだ楽曲の世界観、さまざまなパーツを組み合わせたようなプログレッシヴな曲展開など、やはり共通点は多い。 *金子

 

HERE 『死ぬくらい大好き愛してるバカみたい』 HERE(2013)

元インビジブルマンズデスベッドのメンバーを中心とした4人組。ハード・ロック〜ヘヴィー・メタルを根底に持つ音楽性は、時雨のルーツでもある初期V系に近く、グラム・ロック寄りのド派手でエンターテイメント性に溢れるステージは彼らの真骨頂だ。主催イヴェントにはピエール中野がDJとして出演したことも。 *金子

 

MAMADRIVE 『妄想天国』 3rd Stone(2012)

時雨エッセンスが多めなバンドはなぜか女子ヴォーカル(そして男子ドラム)が多いということに、いま気付いた。こちらもそんな3人組。時雨よりもポップな感じはするけど、3人による怒涛の音の波で翻弄しちゃう感じが時雨的ですね。冒頭の“鍵が無い”あたりは特に! *加藤

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2013年05月20日 00:00

更新: 2013年05月20日 00:00

ソース: bounce 354号(2013年4月25日発行)

文/加藤直子、金子厚武

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