インタビュー

まだまだある般若の客演曲から、『般若万歳』に未収録な2011年以降のトラックを万歳するよ!



鬼 『湊』 ラストラム(2011)

キャバレー的なジャズや歌謡曲など昭和の盛り場情緒も大きく取り込んだ力作にて、“酔いどれ横町”には般若とSHINGO★西成が迎えられた。小粋にスウィングするピアノ伴奏のトラックは異色だが、三者三様の歌うような語り口が軽やかに言葉を弾ませている。

 

DJ RYOW 『MORE THAN MUSIC』 MS(2011)

GRAND BEATZ名義も含め、互いの作品で何度も般若と絡んでいる名古屋の辣腕。それこそ最新作からの“My Way”は『般若万歳』のオープニングを威勢良く飾っているが、ここに収録の“メインストリーム”もタフな仕上がりなのでぜひ!

 

YOUNG HASTLE 『THIS IS MY HUSTLE REMIX EP』 STEAL THE CASH(2011)

VネックTなどオリジナルなテーマ選びで知られるラッパーのミニ・アルバム。で、筋トレソング“Workout”のリミックスには般若とSHINGO★西成が客演。それぞれ肉体美を誇る3人だけあって、PVもヤバいことに……。

 

VARIOUS ARTISTS 『LIFESTYLE RECORDS COMPILATION VOL.4』 LIFESTYLE/ユニバーサル(2011)

MIGHTY CROWN仕切りのコンピにて、般若はCHOZEN LEEとのコンビ・チューン“ELECTRIC CITY”で参加。こうした強い縁がSAMI-Tとの“はいしんだ”に繋がったのは言うまでもないか。

 

ALLY & DIAZ 『ALLY & DIAZ』 徳間ジャパン(2011)

TAKESHI(山嵐)がプロデューサーとして活動するプロジェクトの初作。MC中心に数多くのゲストが並ぶなか、般若は“ポッケの中”にフィーチャー。淡々と夜の街の光景を描いていくリリカルな佇まいに、何とも言えない情感を滲ませる様は流石だ。

 

DJ PMX 『THE ORIGINAL II』 BAY BLUES/plusGROUND(2012)

総勢47組ものゲストが入り乱れてコラボを披露するお祭り的な一枚だが、般若は本編ラストの“心の理由”にワンマイクで登場するという別格扱い! PMXらしいGな哀愁モードのアレンジが般若の呟く率直なブルーと交わる。

 

SAY 『Heart』 インペリアル(2013)

OZROSAURUS作品でも絡んだ彼女に招かれ、SHINGO★西成と“ペダル”に参加。ダンサブルなEDM系R&Bで踏むのも異例だが、〈自転車〉を主題にしたマイク捌きはいつもの調子で快速。彼女の出たばかりのコラボ・ベストにも収録されている。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2013年06月26日 17:59

更新: 2013年06月26日 17:59

ソース: bounce 356号(2013年6月25日発行)

ディスクガイド/出嶌孝次

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