映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」 大原櫻子インタビュー
[ interview ]
音楽業界の光と闇、天才の苦悩と切ない恋愛模様を描き、現在までに累計450万部の大ヒットを記録している青木琴美の大人気コミック「カノジョは嘘を愛しすぎてる」が、ついに映画化!ヒロインの小枝理子役に選ばれたのは約5000人のオーディションを勝ち抜いた期待の新星・大原櫻子。透明感溢れるルックスと真っ直ぐで力強い歌声は、まさに理子そのもの。そんな彼女に自身の役柄や撮影秘話について訊いた。
きっかけを作ってくれた友達には感謝の気持ちでいっぱいです
―約5,000人のなかから主人公、小枝理子役に選ばれた時の率直な気持ちをお聞かせください。
「結果を聞いたときは、半年間というとても長いスパンのオーディションだったので、その分の嬉しさとこれから撮影が始まるんだなっていう緊張感が込み上げてきて。いろんな思いが混ざって無になってしまいました。きっかけを作ってくれたのが友達だったので友達には感謝の気持ちでいっぱいです」
―オーディションを受けたきっかけは友達からのアドバイスだったんですか?
「受けてみたら?ってストレートに紹介されたわけではなくて元々、この作品の原作のファンの子が学校にいて、<ヒロインの小枝理子ってめちゃくちゃ櫻子に似てるよね>っていう会話を私がたまたま耳にして。それから漫画を友達から借りて読んだり、オーディションの存在を知りました」
―原作を読んで、理子はどんな子だと思いました?
「真っ直ぐで純粋。そして、歌に対してひたむきな子だなと思いました」
―理子に近づくために心がけたことはありますか?
「髪型ですかね。理子と言えばやっぱりこのマッシュヘアーだと思うので。髪を染めたのも、こんなに短くしたのもはじめてです」
―自分自身と理子の共通する部分はありましたか?
「私、すごく負けず嫌いなんです。普段は、自分のことより先にまず、周りのことを考えるんですけど歌に対してはそれがないので(笑)。そういうところが似ているのかなぁと」
佐藤 健さんは最初から最後まで紳士的な方でした
―恋人役として大先輩、佐藤 健さんと共演してみていかがでしたか?
「今まではテレビやお芝居で佐藤さんを観ていただけの立場だったので、初めてお会いした時はテレビの中の人っていうイメージでした。だけど実際、どんな方なのかが分からなかったのですごく緊張してました。でも、撮影中や休憩中も本当に気さくに話しかけてくださって。佐藤さんが現場の雰囲気を作ってくださったからこそ、私自身も演技を楽しんで出来ました。最初から最後まで紳士的な方でした」
―リラックスした環境で撮影に臨めた?
「そうですね。現場の雰囲気だけではなく、演技についても色んなアドバイスを頂きました。私自身、初めてのことだらけでガチガチになっていたんですけど全部解きほぐしてくださった感じですね」
―なるほど。では、撮影中によく一緒に話したりした方はいらっしゃいますか?。
「相武紗季さんですね。相武さんも今回、歌姫の役を演じられていたので、音楽について語ったりとか。あとは、休日何してる?っていう話をしてました」
―大原さんは休日どのように過ごされているんですか?
「友達と会うことが多いです。買い物にも行きますし、カラオケにも行ったり、美味しいものを食べに行ったりとか」