インタビュー

INTERVIEW(2)――人前に出るのはすごく緊張します。でも、その緊張がないと楽しめない

人前に出るのはすごく緊張します。でも、その緊張がないと楽しめない

―撮影中、一番苦労したシーンを教えてください。

「一番印象深かったのは、エキストラ1200人の方に協力して頂いたMUSH&Co.のデビューのライブシーンですね。この日は雨も降っていて、とても寒かったんです。楽器を演奏するんですけど、あまりの寒さに手がかじかんでしまって……なかなか上手く演奏できなかったんですよ。なので、お湯を張ったバケツに手を入れて温めて撮影に臨みました」

―MUSH&Co.の前身バンド・ハッポ☆スチロールズの路上ライブ、MUSH&Co.そしてお披露目ライブのシーンはとても素敵でした!大原さんが歌いだした瞬間に目が離せなくなり、グッと惹き込まれました。

「本当ですか!!わぁ~嬉しいです」

―笑顔で演奏している姿を観て、3人の仲の良さが画面からも伝わってきました。

「後からわかったんですけど、3人全員がめちゃくちゃ人見知りだったんですよ(笑)。だけど、全然そんなことも感じないくらい自然に会話してました。そのくらい打ち解けてましたね」



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―実際、お客さんの前で歌ってみてどうでした?

「オーディションの最終審査でストリートライブをさせて頂いた時もそうだったんですけど、人前に出るのはすごく緊張します。でも、その緊張がないと楽しく歌えないので。お客さんを元気にするつもりのはずが、いつもお客さんからパワーをもらっていて。お客さんと直に接することで、自分が伝えたいメッセージを思いきり伝えられるのでそういう機会はこれからも大事にしたいなと思っています」

―渋谷店でも撮影されていましたが普段、タワーレコードにはよく来られますか?

「行きます!!本当に渋谷店は普段からよく行くんですよ。渋谷に用事がある時は必ず寄ってます」

―ありがとうございます!!撮影の時はエキストラのみでお客さんのいない状態での撮影だと思いますが、いかがでしたか?

「タワーレコードってコメントカードがたくさんあって、観ているだけでも楽しくて大好きなんですけど、撮影の時にも、本当にクリプレのコーナーが出来ていて。普段のタワーレコードそのままって感じで。理子がよく行く場所でもあるし、私自身もよく行く場所でもあるので自然体で演技が出来ました」

―今回は、映画の<うたもの>のすべてが詰まったアルバム『映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」~MUSIC BOX〜』もリリースされましたが、オススメを教えてください。

「全部オススメなんですけど2曲あります。まず、“明日も”。これはオーディションの時から歌い続けていた歌で、シングルにもなりました。メロディも耳に残りますし、歌詞もとても前向きな内容なので、朝とかに聴いて頂いたら元気になれると思うのでオススメです。もう一つは、映画のキーになっている “ちっぽけな愛のうた”。この曲は、秋の理子に対する想いが詰まっている曲なので歌詞に注目して聴いて頂きたいです」



なにかに夢中になっている人って素敵だなって思うんです。

―本作では、たくさんの魅力的なイケメンキャラクターが登場しますが、大原さんだったら誰を選びますか?

「ん~悩むなぁ……でも、理子役だからとかではなく役抜きにして、秋ですかね。あ、でも嘘つかれるのはなぁ……(笑)」

―嘘つかれるのは女子としては切ないですよね。

「嘘つかれるのはイヤなんですけど、なにかに夢中になっている人が好きで。秋も音楽に夢中になっているキャラクターじゃないですか。なにかに夢中になっている人って素敵だなって思うんです。だから、私は小笠原 秋を選びます」

 

掲載: 2013年12月10日 00:00

ソース: 2013/12/10&2014/1/10合併号

TEXT:伊藤愛奈

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