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ガロリンズの故・藤井よしえが闘病中に制作したアルバムが登場

 

精力的な音楽活動やフリーペーパー「TIME MARKET」の発行、ライヴハウスのPublicSpace 四次元の運営などを通して地元・福岡のシーンを支え続けるも、昨年11月にがんのため惜しくも亡くなったガロリンズのメンバー、藤井よしえ。noumi yoshie band名義となる彼女のニュー・アルバム『life』が9月15日にリリースされる。

藤井の闘病生活が始まった2010年1月に入院中の病室でアイデアが浮かび制作がスタートしたという本作は、病状が進行していくなか9か月に渡ってレコーディングを実施。彼女の楽曲に加え、るゥ(雅だよ雅)や井上周一(folk enough)ら藤井が依頼したミュージシャンからの提供曲を、松雪弘(蝶丁、noumi yoshie band)と加藤久輝(moth)がアレンジしたものが収録されており、夫の野海順治や娘のはるねも参加したパーソナルな作品となっている模様だ。なお、藤井の声の録音が間に合わなかった部分もあるという。井上は『life』について、「聞いてもらえるとわかるように、藤井よしえが歌っているかのようで、とても生々しく、その場の空気が伝わってきます。ぜひ、このつたなくて不器用な手紙のようなアルバムを聞いてみてください」とのコメントを寄せている。

 

〈noumi yoshie band 『life』収録曲〉
1. キルト
2. Rock’n roll is dead
3. family
4. マルクスはどこへいったの?
5. tink
6. girlie
7. かたちのないたからもの
8. in the place
9. しまうま
10. パリの花売り少女 ~ ベルリラ
11. よろこびの朝
12. sweet wind

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2011年08月17日 18:00

更新: 2011年08月17日 20:53