タマゴからかえったばかりのロック・バンドが登場!
みなさ～ん、コ～ンニチハ～☆ タマゴからかえったばかりのロック・バンドが集まる〈ROCKひよこ組〉担任のタマコです! ところで、夏バテとかしてませんか? タマコはいつも以上に活発に暴れ回る夏のひよこたちのおかげでバテてる暇がないわけです。でも残念ながら暑さにヤラれてしまった～!という方へ、今回は優しいひよこちゃんを紹介しましょう。このたびファースト・アルバム『MAWARITSUZUKERU』（AVOCADO）をリリースした4人組、dry as dustです。2003年北海道生まれのこの子たちは、大人しそうな見た目とは裏腹に、地元での自主企画も積極的に行っています。lostageや9mm Parabellum Bulletなんてカリスマ鶏たちとも共演するなど道産子の間では有名なんですよ。ポスト・ロックやエモ、オルタナの実をちょいちょいと拾い集めたかのような繊細かつダイナミックな音は、磨かれ方次第でかなりの優良鶏になれるダイヤの原石な匂いが。心の気持ち良いところを突くフレーズの応酬に、タマコはキュンキュンです。それにしても、この子たち同様、sleepy.abやサカナクションなど北海道のバンドには、アッパーな曲でも根っこにシ～ンとした静謐感を感じるのはナゼかしら?……なんて考えてたら〈マルセイバターサンド〉が食べたくなっちゃった! 次回もお楽しみに☆
ひよこ組のおともだち
sora 『耳鳴りとその訳』 impulse（2008）
これがアルバム・デビューとなる3人組。遠くから聞こえてくるようなヴォーカルの録り方や静と動を大胆に行き来するドラマティックな展開はアット・ザ・ドライヴ・インな感じ。でもこの子たちのほうがずっとメロディアスよ!
BALLOON88 『RAVER』 らいおっと（2008）
WIPEOUTというバンドで活動していたメンバーを中心に結成された、ダンス・ロックな4人組の初作。“Guerilla Radio”みたいな冒頭曲からグイングインのベースラインに腰が破壊されそう! 妖しげな雰囲気もアダルト度高め。
