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第21回──ガンマ・レイ

連載
OSHIETAL
公開
2010/03/03   18:40
ソース
bounce 318号 (2010年2月25日発行)
テキスト
文/山口コージー

月に一度の鋼鉄行事〈OSHIETAL〉、今月は20周年を迎えたガンマ・レイを教えたる! ジャーマン・メタルのパイオニア、ハロウィンの頭脳かつ絶対的支柱であったカイ・ハンセンが、ハロウィン時代は未完成に終わった激しく速くドラマティックな〈徹底したパワー・メタル〉を実現するため、90年に立ち上げたバンドだ!  95年には脱退したラルフ・シーパースに替わってカイがヴォーカルを取る(ハロウィン以来初!)体制へとシフト。そしてその第1弾となる4作目『Land Of The Free』は歴史的名盤という地位を確立し、今日へと至る。そんな彼らが、このたび記念すベき10作目『To The Metal』を発表した。楽曲が実に素晴らしく、美しくて激しくて哀愁たっぷり──それが予期せぬ展開でダイナミックかつパワフルに披露されている! さらにハロウィン時代の盟友、マイケル・キスクも参加しているぞ!

そして、初期4作品もリイシューされたのでコチラも要チェック! 初作から3作目までのラルフによる圧巻のヴォーカルと、〈声が細い〉などと酷評されながらもがんばりが伝わるカイ・ハンセンとの声の聴き比べもおもしろいかも!

 

▼このたび2in1でリイシューされたガンマ・レイの作品を紹介。

左から、90年作+91年作『Heading For Tomorrow/Sigh No More』、93年作+95年作『Insanity And Genius/Land Of The Free』(共にNoise/Cooking Vinyl)

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