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ニンジャ・チューン20周年

2009~10年を彩った、最新型のニンジャ・チューン&ビッグ・ダダ&モーション・オーディオ&ブレインフィーダーのアルバム!――(3)

連載
360°
公開
2010/10/18   17:25
更新
2010/10/18   17:25
ソース
bounce 325号 (2010年9月25日発行)
テキスト
ディスクガイド/青木正之、入江亮平、田中直樹、出嶌孝次

 

GRASSCUT 『1 Inch 1/2 Mile』 Ninja Tune(2010)

映画音楽の世界でも名の知られたアンドリュー・フィリップスとマーカス・オデイルのふたりが組んだダウンテンポ・フィルム・ノワール。雑多な忍者ビーツの影に隠れてひっそりとリリースされた愛おしき傑作だ。*入江

JAMMER 『Jahmanji』 Big Dada(2010)

随分と前から地下を支えるこの古株を筆頭にグライムの魅力はロードサイドを流すUKラガ由来のいなたさだ。そして、トラックに乗るのではなくトラックでさえぱお~ん♪とノセるあまりにも高い言葉の身体能力を改めて思い知らされる一枚。*入江

THE QEMISTS 『Spirit In The System』 Ninja Tune(2010)

前年のデビュー以来、稲妻の如くシーンを駆け抜け、瞬く間にニンジャきってのモンスターへと成長したケミスツの2作目。ドラムンベースとロックのダイナミズムを真芯で捉えた超絶音圧とダンス・ビートが全身を直撃! *田中

ANDREYA TRIANA 『Lost Where I Belong』 Ninja Tune(2010)

フライング・ロータスとの共演で表舞台に現れたシンガーだが、Mrスクラフやフィンクらニンジャ勢との絡みも多かった。ボノボが全面プロデュースしたこの処女作は、ディープなトリップ・ホップ・ソウルの良品だ。*出嶌

ROOTS MANUVA & WRONG TOM 『Duppy Writer』 Big Dada(2010)

プロデューサーのロング・トムがルーツ・マヌーヴァの過去音源をリワークした、レゲエの世界でいうダブ・アルバムのような作品。ディレイを駆使したブリブリのルーツ・ダブからデジタル・ダンスホールにまで及ぶ、かなり煙たい仕上がりだ。*田中