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(第9回)2年目はどうなりますか?

LinQの音楽性を磨き上げてきた、福岡の才能たち

連載
LinQにQつのQuestion!
公開
2012/04/25   18:00
更新
2012/04/25   18:00
テキスト
文/轟ひろみ


ステージングなど全般を統括するプロデューサーのTOMY、振付を担当するSO、そしてサウンド・プロデューサーのH(eichi)とソングライター/アレンジャーのSHiNTA、この4名が結成時からのLinQを支える制作面でのブレーンである。ここでは音源部分でのカギを握るふたり、H(eichi)とSHiNTAの活動について簡単に紹介しておこう。

まずH(eichi)はラジオDJを経験したのち、3人組バンドのthree tight bで2004年にメジャー・デビューも経験しているプロデューサー。よく知られているように、アマチュア時代の中島美嘉のデモ制作などを手伝っていた恩師的な存在であり、彼女の“愛してる”などはeichiの手によるヒットだ。他にもSoweluやオノ・アヤコ、藤井フミヤらの楽曲を九州にいながら手掛けてきた彼は、LinQ以前にもアイドル的なガールズ・ユニットを手掛けていたことがある。それが詞曲を担当したBibus Music Clubの思わぬ佳曲“ねぇ...会いたい”(2007年)で、さらにはthree tight bとして審査員を務めたオーディション番組「歌スタ!!」から生まれたFRUITのシングル“恋のセゾン”(2008年)の詞もeichiの作。さらに同番組絡みでは茉奈佳奈のシングル“2月のわた雪”“Fighting Girl”などもeichiのペンによる曲だ。

一方、three tight bのメンバーを介してeichiと知り合ったというSHiNTAは、これまでにalanの楽曲アレンジを担当し、States of nineという福岡のクリエイター・チームで新進の発掘にもあたっている。なお、LinQのアルバム中で“for you”を書いたのはisisのメンバーを中心とするDAY.Cというチーム、“なう。”はビーグルクルーのYASSといういずれも福岡の面々。彼女たちの活動は地元クリエイターたちの夢も背負っているのだ。



▼関連盤を紹介。

左から、中島美嘉のベスト盤『BEST』(ソニー)、Soweluのベスト盤『Sowelu THE BEST 2002-2009』(DefSTAR)、Bibus Music Clubの2007年のシングル『ひとりじめ☆Teacher/ねぇ...会いたい』(学研)、FRUITの2008年のシングル“恋のセゾン”(EXIT TUNES)、alanの2009年作『my life』(avex trax)、isisのベスト盤『HOiME』(ORANGE)

 

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