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【第22回】――ZOKKON 4EVER

ライムベリー

連載
ZOKKON -candy floss pop suite-
公開
2013/07/24   18:00
更新
2013/07/24   18:00
ソース
bounce 357号(2013年7月25日発行)
テキスト
インタヴュー・文/出嶌孝次


気温をさらに上げる、強力なニュー・シングル!!



ライムベリー_20130725_A



興奮を隠しきれないとはこのことですよ……メチャクチャかっこいい! usa☆usa少女倶楽部の派生ユニットとして2011年に始動した3MC+1DJ——ショートカットの似合う元気なMC MIRI、おしゃれ番長のMC HIME、おっとりマイペースなMC YUKA、そしてメガネ&三つ編みの知的でクールなDJ HIKARU——から成るユニット、ライムベリー。そのニュー・シングル“SUPERMCZTOKYO”が、カップリングの“We did it”も含めて素晴らしすぎるんです。

「ずっと〈音源にならないの?〉と心待ちにされていた曲なので、早く皆さんに届けたい!という気持ちでいっぱいです」(MC HIME)との言葉通り、“SUPERMCZTOKYO”は、デビュー曲の“HEY! BROTHER”と同じく、彼女らのサウンドを担うE TICKET PRODUCTIONが以前手掛けていたラップ・ユニット=MOE-K-MCZのリメイク。ライムベリー結成時から披露されてすでに現場では定番となっている代表曲です。ただ、諸々の経緯を知らなくても、いまの彼女たちの放つ魅力が多様なリスナーの興味を惹きはじめているのは確かでしょう。それゆえの多忙さも関係あるのかわかりませんが、この4月に4人はホームとなるusa☆usaでの活動を休止しています。

「usaをやってても休止したいまでも、全力でやるってことは変わらないですね。ただもう後戻りできないっていうプレッシャーは常にあります」(MC MIRI)と吐露しつつ、「これからは4人で団結してラップとDJを極めていくぞ!っていう意気込みに変わりました」(DJ HIKARU)という頼もしさで、4人がライムベリーに専念して数か月。本人たちやオーディエンスの熱気を盛り立てるのに、一体感に溢れたニュー・シングルはピッタリの内容です。“SUPERMCZTOKYO”は日本産ディスコを代表する名曲、ファンキー・ビューローの“クラップ・ユア・ハンド”を大胆にサンプリングした痛快ディスコな出来映え。もう一曲の“We did it”も、フルートの響くハウシーなビートと小気味良いラップによる舞台の転換が楽しい、最高のダンス・トラック!

MC HIME「私的にサンプリングってすごいかっこいいなって思ってて、ずっと前から私は“SUPERMCZTOKYO”がいちばん好きだし、ホントに全部じっくり聴いてほしいです! 私のパートの〈オレンジジュースが飲み足りない〉がいつか流行語大賞になりますように(笑)!」

MC MIRI「最初に〈Clap your hands together〉っていう歌詞があるんですが、そこを聴いただけでもテンションが上がってきます」

DJ HIKARU「私はMIRIちゃんの歌詞の〈四方発砲 ポップコーン ポンポンポンッ〉のところが、弾けてる感じが出てて個人的に好きですね(笑)。“We did it”は遊園地で騒いでる感じも出てて最高です。DJ HIKARUが歌ってるところもお忘れなく!」

HIME「“We did it”はDJ HIKARUの歌をとにかく聴いてほしいです……! 曲調もアップテンポで、身体が勝手に動いちゃうような曲なので、聴いてるだけで楽しい気持ちになれると思います!」

MC YUKA「いちばん好きなところは〈タンタンユカタンユカタンタン〉ってとこ(笑)! まだライヴでやってる回数も少ないので、早く私もCDが欲しい!って感じです(笑)」

TIF出演を経て、8月11日には渋谷のWWWで初のワンマンも控える4人。以降はHIMEの療養に合わせて一時的な活動休止に入るそうですが、それまでは多忙な日々のようで……。

DJ HIKARU「好きなことをやっているので、忙しいというよりは充実してると思いますね。ワンマンまでのイヴェントを全力でやって、お客さん全員に〈楽しかった! また来よう!〉って思っていただけるようにしたいです! これからも3MC1DJでがんばっていきますので、応援よろしくお願いします!」



▼ライムベリーの作品。
左から、2012年のシングル“HEY! BROTHER”(Aries)、2013年のシングル『R.O.D./世界中にアイラブユー』(T-Palette)、客演したDJ DECKSTREAMのニュー・アルバム『DECKSTREAM.JP』(エピック)