第2期ジェフ・ベック・グループ～ハミングバードの鍵盤奏者ソロ作リイシュー

両バンドのサウンドの要として知られるマックス・ミドルトンの長いキャリアにおける初ソロ・アルバム
『ランド・オブ・シークレッツ』と、続くセカンド・アルバム『ワン・サウザント・セイルズ』が待望のリイシュー。

全編にメロウな鍵盤が鳴り響く、素直にカッコいいとしかいいようがない、ジャズ・ファンクの傑作『ランド・オブ・シークレッツ』。ブレイクビーツを駆使したクラブ寄りのサウンドながら、マックス・ミドルトン・サウンドの黄金律を裏切らない、音色の繊細な選択や生楽器とのバランスなどが実に良くできた、極上アーバン・サウンドをクリエイト。グルーヴィーなアップテンポ・ナンバーから、大野雄二の「遊戯」シリーズを彷彿とさせる、都会の朝焼けをイメージさせるバラードまで充実の1枚。

スムースなジャズ・ファンク披露した『ワン・サウザント・セイルズ』は、彼ならではのメロウネスと年を重ね益々磨きがかかる職人気質な指さばき！快速なビートに乗ってスウィングする「LA CUVEE BLEU」、アフロ・パーカッションを入れつつも淡色なグルーヴを奏でる「WINTER SONG」、ハミングバード時代を彷彿させるファンク・ナンバー「SUNFLOWERS & SARIS」など、ミドルトンの仕事をフォローしたい英国ロックマニアからAOR好き、踊れるジャズ／レア・グルーヴ好きにも心からオススメしたいマスターピース！

ハミングバードSHM-CD紙ジャケット仕様