ドイツ現役2大巨匠による、マーラー交響曲選集【全4タイトル】
掲載: 2011年08月01日 17:54
更新: 2011年08月05日 18:46

ベルリン楽壇の70年代、80年代のマーラー演奏をリードしたドイツ現役2大巨匠によるマーラー交響曲選集、全4タイトルが、各2CD(約1枚価格)でリリース!
≪ベルンハルト・クレー≫
70年代ベルリンにおける最も熱心なマーラー指揮者。実はコクの魂のようなマーラー演奏に驚かされます。「巨人」の葬送行進曲の異様な陰影!4番の濃厚な味わい!「復活」のクレンペラー級の大構造美打たれます。
1936年にドイツ、テューリンゲンに生まれケルン音楽院で学びケルン歌劇場においてアッカーマン、サヴァリッシュの下でコレペティトゥーアから経歴を始めた、たたき上げですが、なんと29歳にしてリューベック歌劇場のGMDに就任。以来、現在でもオペラにおいてミュンヘン、ベルリン、ハンブルクなど各地で活動しており、コンサート指揮者としてはハノーヴァー北ドイツ放響、デュッセルドルフ響の音楽監督をつとめていました。70年代ベルリン・フィルの常連でたびたびマーラーをとりあげています。クレーは典型的ドイツのカペルマイスターと思われがちですが、現代音楽を含めた幅広いレパートリーが語るように、音楽を常識的なバランス感覚の中におさめようとする穏健派タイプの指揮者なくオーケストラの各パートをダイナミックに展開させながらも知的風格あふれる音楽が印象的です。
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≪ミヒャエル・ギーレン≫
今やドイツ指揮者界の長老ギーレンの氷のような冷気あふれるマーラーかと思いきや、ベルリン放響の熱気に氷が溶かされてクライマックスが神々しいばかりに引き立つ!大マーラー集。
ギーレンは高名な演出家であったヨゼフ・ギーレンを父として1927年ドレスデンに生まれました。芸術家としては大変サラブレッドでしたが、母がユダヤ系のためナチから逃れるため、1940年一家でアルゼンチンに移住、テアトロ・コロンで修業にあたりました。1950年にはヨーロッパに戻り、ストックホルムやフランクフルトの歌劇場の監督をつとめ、現代音楽の初演者として頭角を現しました。南西ドイツ放響の首席(1986-1999) として黄金時代を築いています。その音楽の特徴は『クールでスピーディー、ロマン性をはぎとったような演奏は聴き手を困惑と同時に狂喜』(鈴木淳史氏)させられる一筋縄ではいかない高級演奏芸術と申せましょう。また意外にも天才どうしひかれ合うのかカルロス・クライバーとは大変親しい間がらでした。
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