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タワーレコード・ヴィンテージ・コレクション“スペシャル・エディション”

ヴィンテージ・コレクション

“VINTAGE COLLECTION” SPECIAL ISSUE
仙台パルコ店 オープン3周年記念~5タイトル、リリース
9/9(金)発売!

企画・販売:TOWER RECORDS
制作・発売:ユニバーサルミュージック合同会社

ユニバーサルミュージックのご協力でリリースを続けている人気シリーズ『ヴィンテージ・コレクション』のスペシャル・エディションのリリースが決まりました。今回はタワーレコード仙台パルコ店のオープン3周年を記念した特別編5タイトルです。まず、アバドの「チャイコフスキー:後期交響曲集」。60~70年代にウィーン・フィルと数々の名盤を送り出してきたアバドの第6番《悲愴》&第4番は、ウィーン・フィルの美質を生かし歌にあふれた演奏で、ロシアものを自家薬籠としているアバドのこだわりも感じらる名盤です。また、1994年、アバドの後任としてECユース・オーケストラの音楽監督に就任したハイティンクが、その前年93年春のツアーで指揮した「マーラー&プーランク」のライヴ盤を復刻(日本初発売!)。オーディションで選ばれたEC加盟国の若手演奏家の情熱的で真摯なマーラー演奏は必聴です。そして、「新ウィーン楽派の弦楽四重奏曲」録音で金字塔を打ち立てたラサールQのもう一つの名演「浄夜」です。シェーンベルクの細かな指示も忠実に反映し、弦楽六重奏版の代表盤として名高い録音に「ナポレオンへの頌歌」をはじめヴェーベルンの三重奏曲などを加えたおススメの1枚。さらに、美しい音楽を聴かせ続けたミルシテイン後年のリサイタル・アルバムは、彼の代表作「パガニーニアーナ」を初めとして、ヴァイオリンの名品が収録された1枚です。最後は、ムジカ・アンティクヮ・ケルン世界初CD化「バッハ:トリオ・ソナタ集」。革新的でしかも安定感に満ちたこの演奏は、ぜひお聴きいただきたい1枚です。

 

チャイコフスキー:交響曲第4番・第5番・第6番《悲愴》他/クラウディオ・アバド
【収録曲】
チャイコフスキー
<CD1>
(1)-(4) 交響曲第4番 ヘ短調 作品36
(5) 幻想序曲《ロメオとジュリエット》
<CD2>
(1)-(4) 交響曲第5番 ホ短調 作品64
<CD3>
(1)-(4) 交響曲第6番 ロ短調 作品74 《悲愴》

【演奏】
クラウディオ・アバド(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(第4番&第6番)
ロンドン交響楽団(第5番)
ボストン交響楽団(ロメオとジュリエット)

【録音】
1970年5月(第5番)、ロンドン
1971年2月(ロメオとジュリエット)、ボストン
1973年10月(第6番)
1975年8月(第4番)、ウィーン
[PROC-1137/9 (3CD)]

アバドと銘器“ウィーン・フィル”が奏でる美しい歌にあふれた70年代の名盤、《悲愴》&第4番とロンドン響との第5番を合わせた後期交響曲集。
1960~70年代のアバドの録音は、ウィーン・フィルとの演奏・録音も多く、デビュー録音のベートーヴェンやブラームス「第1番」、ブルックナーなどや73年の来日公演にも帯同し、次世代を担う演奏家として大きな期待が寄せられていました。もちろんその後もウィーン・フィルと良好な関係を築いてきたことは周知のことですが。このチャイコフスキーの《悲愴》と第4番は、ウィーン・フィルの特徴を引き出しながら美しい歌を聴かせる演奏になっています。特に管楽器の特色がより多く感じられるものはこのほかにないくらいです。また、ロンドン響との第5番、ボストン響との《ロメオとジュリエット》も収録し、70年代のアバドを知る格好の1枚でもあります。

ヴィンテージ・コレクション

マーラー:交響曲第9番他/ベルナルト・ハイティンク
【収録曲】
<CD1>
プーランク:
(1) オルガン協奏曲 ト短調
マーラー:交響曲第9番
(2) 第1楽章:Andante comodo
<CD2>
(1) 第2楽章:Im Tempo eines gemachlichen Landler
(2) 第3楽章:Rondo. Burleske
(3) 第4楽章:Adagio

【演奏】
ベルナルト・ハイティンク(指揮)
ECユース・オーケストラ
トーマス・トロッター(オルガン)(プーランク)

【録音】
1993年4月 コンセルトヘボウ、ライヴ
[PROC-1140/1 (2CD)]

ハイティンク&ECユース・オーケストラのアムステルダム・ライヴ。93年春のツアーを締めくくる会心のマーラー&プーランク・ライヴ。
1978年EC加盟国の若手演奏家がオーディションによって選ばれオーケストラを結成しました。その初代音楽監督はアバドが務めましたが、その後任に1994年よりハイティンクが2000年までその任を務めました。今回の録音はその音楽監督に就任する前年の93年春に行なわれたツアー(マーストリヒト、ケルン、アントウェルペン、アムステルダム)を締めくくるコンセルトヘボウでのライヴを収録。若手演奏家の情熱と真摯なマーラー演奏は、ハイティンクの要所を押さえた指揮と相まって感動的です。プーランクのオルガン協奏曲はオルガン・ソロに弦5部&ティンパニという編成ですが、トロッターのソロが映え、技巧的ながらも華やかな作風が引き出されています。

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シェーンベルク&ヴェーベルン:室内楽作品集/ラサール弦楽四重奏団
【収録曲】
<CD1>
シェーンベルク:
(1)-(5) 《浄夜》 作品4 (1899)
(6)-(10) 弦楽三重奏曲 作品45 (1946)
<CD2>
シェーンベルク:
(1) 《ナポレオンへの頌歌》 作品41 (1942)
ヴェーベルン:
(2)-(3) 弦楽三重奏曲 作品20 (1926-27)
(4) 弦楽三重奏のための楽章〔遺作〕 (1925)
(5) ピアノ五重奏曲 (1907)
(6) 弦楽四重奏のためのロンド (1906)

【演奏】
ラサール弦楽四重奏団
ドナルド・マキネス(第2ヴィオラ、作品4)
ジョナサン・ペギス(第2チェロ、作品4)
ステファン・リトウィン(ピアノ、作品41)
ケネス・グリフィス(朗読、作品41)
【録音】
1982年11&12月、1983年12月 ハンブルク
1985年8月ミュンヘン
[PROC-1142/3 (2CD)]

シェーンベルクの詳細な考察を反映させた究極の《浄夜》の現代的視点と抒情性を合わせ持った名演。《ナポレオンへの頌歌》&ヴェーベルンも際立った上質の演奏。
シェーンベルク自身の演奏体験等を反映させた詳細な演奏指示を表記した改訂版を使用しての《浄夜》録音。現代音楽演奏でもその洞察力に優れた演奏を聴かせるラサールQならではの精妙な演奏の構築と、抒情味を感じさせる細部のニュアンスが調和した、この作品のベスト盤ともいえるアンサンブルでの鮮烈な《浄夜》がここにあります。《ナポレオンへの頌歌》でもその洞察力・表現力は同様に高く、ケネス・グリフィスの朗読とともに上質の演奏です。また、ヴェーベルンの4曲の演奏もレベルの高い演奏で、戦後楽壇の重要な作曲家の一人となったヴェーベルンの真価を高める演奏です。『新ウィーン楽派の弦楽四重奏曲』に並ぶ名盤です。

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パガニーニアーナ/ミルシテイン
【収録曲】
(1) ジェミニアーニ:ソナタ イ長調
(2) シューベルト:華麗なるロンド ロ短調 Op.70 D.895
(3) ミルシテイン:パガニーニアーナ変奏曲
(4) リスト:コンソレーション (慰め) 第3番 変ニ長調
(5) ストラヴィンスキー:ロシアの歌
(6) コダーイ:巷に雨の降るごとく
(7) ムソルグスキー:ホパーク

【演奏】
ナタン・ミルシテイン(ヴァイオリン)
ジョルジュ・ブルーデルマッハー

【録音】
1975年11月
[PROC-1144 (1CD)]

究極の美と至芸。ミルシテインの代表作《パガニーニアーナ》を含めた後年のリサイタル・アルバムをオリジナル・スタイルで復刻。
アウアーのロシア時代最後の弟子、ミルシテイン。美しいヴァイオリンの音色と明快なスタイル、聴き手に意識させない超絶技巧、厳格で作品の本質を探り当てるその演奏は多くのファンを魅了してきました。バッハを初めとして絶妙なニュアンスに富んだ演奏は現在もその魅力を保ち続けていますが、今回は後年のリサイタル・アルバムとして選曲した珠玉の小品集です。自作曲《パガニーニアーナ変奏曲》を初め、その磨きぬかれたスタイルが作品の魅力引き出すとともに、清楚で色あせないミルシテインのヴァイオリン演奏を深い味わいとともに楽しめるアルバムです。

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J.S.バッハ:トリオ・ソナタ集/ムジカ・アンティクヮ・ケルン
【収録曲】
(1)-(4) フルート、ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト長調 BWV1038
(5)-(8) 2つのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ハ長調 BWV1037
(9)-(12) 2本のフルートと通奏低音のためのソナタ ト長調 BWV1039
(13)-(16) ヴァイオリン、オブリガート・チェンバロと通奏低音のためのソナタ ニ短調 BWV1036

【演奏】
ムジカ・アンティクヮ・ケルン

【録音】
1980年1月(BWV1038&1039)
1980年11月(BWV036&1037) ミュンヘン
[PROC-1145 (1CD)] ※世界初CD化

ムジカ・アンティクヮ・ケルンの革新とバロック音楽の華麗な技の饗宴、「トリオ・ソナタ集」世界初CD化。
古楽演奏の革新的なスタイルと華麗な技で、ムジカ・アンティクヮ・ケルンは次々とアルバムをリリースしてきましたが、今回は『バッハ:トリオ・ソナタ集』をタワーレコード・オリジナル企画盤でリリースします。このアルバムは、他作品への移行や偽作と考えられている4曲が選曲されているためか、バッハの室内楽作品集などにも収録されず、ファン待望の世界初CD化となる1枚です。革新的なスタイルのトリオ・ソナタを、ヴァイオリンのゲーベルやベス、フルートのハーツェルツェトのソロの妙技と共に、活気あふれるアンサンブルで聴かせています。

 

カテゴリ : ニューリリース タワーレコード オリジナル企画 | タグ : ユニバーサル・ヴィンテージ・コレクション

掲載: 2011年08月25日 20:57

更新: 2011年08月30日 19:06