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ビル・エヴァンスの1968年ニューヨークでの完全未発表ライヴ音源が登場

ビル・エヴァンス
Photo by Raymond Ross © Raymond Ross Archives - CTS Images

 完全未発表!1968年10月23日、ビル・エヴァンス・トリオ@ニューヨーク/トップ・オブ・ザ・ゲイトのライヴ音源が2枚組CD(輸入盤、輸入盤国内流通仕様)、アナログ盤45回転3枚組(輸入盤=全世界2,000枚限定、バーニー・グランドマンのマスタリング)で登場!そして、この音源から4曲を厳選した全世界1,000枚限定プレスの10インチ・カラー・ヴァイナル(コバルト・ブルー:33回転)が先行リリース!

 1968年10月23日ニューヨークの“ヴィッレッジ・ゲイト”の階上(2階に)あった“トップ・オブ・ザ・ゲイト”でのライヴを余すところなく完全収録した2枚組CD。しかも曲順もライヴで演奏されたそのままに収めたこの音源は、ファンの心をとらえてやまないはずです。

 言うまでもなく演奏は素晴らしいの一言。曲目を見ておわかり頂けるように、演奏されたのは、ビル・エヴァンス・スタンダードとも言うべき楽曲揃い。「エミリー」をオープニングに、のべ17曲にあえて説明は不要とも言える構成であり、詩的でリリカル、どこを切ってもビル・エヴァンスの実にビル・エヴァンスらしい演奏を聴くことができます。

 メンバーは、スコット・ラファロ亡きあとを継ぎ、11年間もの長きにわたって重責を見事に果たしたエディ・ゴメス(b)、そして、マーティ・モレル(ds)。1973年に日本人が待ちに待ち望んだビル・エヴァンスの初来日公演のメンバーでもあり、この1968年の録音はその後7年に及ぶことになるレギュラー・トリオの原点、出発点です。そこには、トリオ結成初期ならではの、またはライヴならではの、テンポの走りなどもありますが、そうした“生”な感じは正にジャズであり、エキサイトしたパッションの証でもあるというものです。

 テーマとソロの美しい展開は言うまでもなく、また、『ポートレイト・イン・ジャズ』の中でも超名演とされる「枯葉」におけるブロック・コードを使ったお馴染のイントロ、またシンコペーションを多用して美しくもスリリングなソロを展開する演奏は、これぞ、エヴァンス!と言えましょう。ジャズ・ピアノ・トリオの粋が詰まった17曲!よくぞの復刻です!

 演奏はもちろんのこと、装丁も素晴らしい仕上がりで、ジャケットはエヴァンスの横側を写した好デザイン!当時を物語るメンバーやトップ・オブ・ザ・ゲイトの写真の数々、当時のポスターも織り込んだブックレットがCD、アナログ盤それぞれに付属。ライナー・ノーツには、エディ・ゴメス、マーティ・モレルといったアーティスト本人の言葉があり、その他、プロデュース陣の言葉はもちろん、ナット・ヘントフ、ゲイリー・バートンらも解説、寄稿。当時の物語を蘇らせます。
 輸入盤国内流通仕様には、本ライブの3ヶ月前、しかも同じトップ・オブ・ザ・ゲイトで実際にエヴァンスのパフォーマンスを見ている児山紀芳氏。このトリオの歴史に関する記述をはじめとし、ビル・エヴァンスの自宅インタビュー、日本での座談会での話題も織り込んでの書下ろしライナー・ノーツを執筆頂ける予定となっております。また、今回も充実の対訳を掲載。

輸入盤CD
輸入盤:国内流通仕様CD
輸入盤・限定アナログ12インチ3枚組

【収録曲】(CD2枚組/アナログ12インチ45回転3枚組)
◎CD DISC1(set 1)
1. Emily 4:50 [アナログ sideA]
2. Witchcraft 5:48 [アナログ sideA]
3. Yesterdays 5:13 [アナログ sideA]
4. Round Midnight 6:29 [アナログ sideB]
5. My Funny Valentine 4:48 [アナログ sideB]
6. California Here I Come 5:40 [アナログ sideB]
7. Gone With The Wind 7:01 [アナログ sideC]
8. Alfie 5:15 [アナログ sideC]
9. Turn Out The Stars 4:45 [アナログ sideC]
◎CD DISC2 (set 2)
1. Yesterdays 4:50 [アナログ sideD]
2. Emily 5:13 [アナログ sideD]
3. In A Sentimental Mood 4:11 [アナログ sideD]
4. Round Midnight 6:28[アナログ sideE]
5. Autumn Leaves 5:37 [アナログ sideE]
6. Someday My Prince Will Come 5:13 [アナログ sideF]
7. Mother Of Earl 4:24 [アナログ sideF]
8. Here's That Rainy Day 5:18 [アナログ sideF]

 

限定1,000枚のコレクターズ・アイテム!アナログ10インチ(完売しました)

CDと同じく1968年10月23日の演奏から究極の4曲をセレクト。
盤は、150グラム33回転仕様で、実に美しいコバルト・ブルーのカラー・ヴァイナルです。
全世界1,000枚の完全限定プレス!

【収録曲】(アナログ10インチ)
◎Side 1
1. Yesterdays
2. My Funny Valentine
◎Side 2
1. Someday My Prince will Come
2. Here's that Rainy Day

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カテゴリ : ニューリリース | タグ : ジャズ復刻&発掘 ピアノ・トリオ ジャズ・ピアノ リイシュー

掲載: 2012年03月23日 12:30

更新: 2012年05月11日 17:15