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Akira Kosemura、2枚組全80分に及ぶ超大作

Akira Kosemura

18世紀フランスロマン主義文学の名作「マノン・レスコー」(アベ・プレヴォー原作)を、キミホ・ハルバート演出・振付によって現代にも重なるアレンジを施したダンス公演「MANON」。本公演の劇伴を担当した小瀬村晶による書き下ろし楽曲、2枚組全 80分に及ぶ超大作のサウンドトラック。

風の様に天真爛漫で、終いには自分が巻き起こす竜巻に巻き込まれ死を迎えるマノンと、彼女との出会いから運命に翻弄されつつもマノンを愛し続けるデ・グリュー。二人の壮絶な恋愛劇を、時に美しく、時に儚く、そして時に残酷に、運命に翻弄される二人の人生に呼応するように書き下ろされた音楽からは「生きることへの喜びと、生き抜くことへの困難さ」という、現代にも通じる普遍的なテーマへと重なっていく。

前作のオリジナル・アルバム「how my heart sings」は、自身のピアノ演奏に重きを置いた飾らない演奏によるシンプルで美しいピアノ・アルバムだったのに対して、今作では、演奏家に白澤 美佳(ヴァイオリン)、人見 遼(チェロ)、良原 リエ(アコーディオン)、三沢 泉(マリンバ・パーカッション)、高坂 宗輝(ギター)、荒木真(フルート)、Shaylee(ボーカル)を招き、様々な顔を持った楽曲アレンジを施している。さらには、ギミックの効いた電子音楽や、ノイズ・ミュージックなど、これまでの小瀬村晶作品では見受けられなかった作風も大胆に散りばめられており、オリジナル・アルバムとはまたひと味もふた味も違った、職人としての側面も垣間みれる充実の作品に仕上がった。舞台作品のサウンドトラックでありながら、一音楽作品として非常にエキサイティングな聴覚体験が続く全 80分、19曲を完全収録。

さらには国内盤生産限定であった名盤「ポラロイド・ピアノ」もリイシュー!

 

【小瀬村 晶 / AKIRA KOSEMURA】

1985年生まれ、東京在住の音楽家。2007年に SCHOLE INC.を設立。これまでに国内外の音楽レーベルから数多くの作品を発表しているほか、TOSHIBA regza, MISAWA HOME, NIKON Asia, nano・universe, JOURNAL STANDARD, AGATHA paris, petrarcaなどといった企業サイトのサウンドデザインやアパレルブランドとのコラボレーション、さらにはドキュメンタリー作品「ウミウシ海の宝石」の音楽、ケンタッキー・フライドチキン TVCMの楽曲制作など、様々な分野での楽曲提供・コラボレーションを行っている。2009年には米国で最も影響力のある音楽批評メディア「pitchfork」にて高得点を獲得、また日刊 20万部を発行する豪州のニュースペーパー「THE AGE」にてその才能を賞賛されるなど、海外での評価も高まっている。コンサート活動も行っており、2010年に音霊 OTODAMA SEASTUDIOへの出演を果たすと、2011年は中洲 JAZZフェスティバルにも出演、さらには全国7都市/中国5都市を巡るピアノコンサートツアーも敢行し、日中両国にて高い評価と成功を収めた。また、自身の音楽活動と並行し、音楽レーベル schole recordsを運営、数多くの作品に携わっている。



カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2012年05月30日 19:46