ブージー・バッドアズ、出所後初となる5年振りスタジオ・アルバム

2006年発売のソロ･デビュー･アルバム『BAD AZZ』がゴールド・アルバムに認定されるヒットを記録、続く『SUPERBAD: THE RETURN OF BOOSE』が全米初登場7位を飾るなど、サウスから全米クラスの若手MCへと人気実力注目ともに急上昇だった彼だが、2008年に麻薬所持と銃の違法所持で逮捕され、2009年9月に懲役2年の刑を受けたが、2ヶ月後に保護観察違反を犯したことにより刑期は4年に延長、ルイジアナ刑務所に服役することとなる。ちなみに、前作にあたる2010年の『INCARCERATED』は、服役中にリリースされている。

その服役中に「1000曲作った」と記者会見で述べていたという彼の新作がATLANTICからリリースとなった。52か月の服役を終え出所した途端、ヒップホップ界のスター・エリートたちからひっきりなしに電話がかかってきたという彼は、出所後、2チェインズとの「Wuda Cuda Shuda」、Dorrough Musicとの「Beat Up The Block」、リル・ウェイン、ビッグ・ショーン、DJマスタードとの「Face Down」、T.I.との「Jet Fuel」など次々とリリースし、シーンにその健在ぶりを改めて見せつけてきた。

その彼の出所後初となるスタジオ・アルバム、実に5年振りとなる新作『TOUCH DOWN 2 CAUSE HELL』をリリース。本作には、彼の復活をセレブレイトするように、リック・ロス、クリス・ブラウン、キーシャ・コール、J.コール、T.I.、ウェビーなど豪華ゲストが登場！期待を裏切らないサウンドになっていること間違い無し！

収監される直前、数日前の彼を追ったドキュメンタリー映像もアルバム発売に合わせて公開したリル・ブージー改めブージー・バッドアズ。転んでもただでは起きない男の成長した姿がこの最新作にある。