注目アイテム詳細

〈タワレコ限定・高音質〉Definition Series第3弾!~クリュイタンス2タイトル(SACDハイブリッド)

〈タワレコ限定〉Definition Series第3弾!~クリュイタンス2タイトル(SACDハイブリッド)

2016年1月20日(水)リリース
企画・販売:TOWERRECORDS
制作・発売:株式会社ワーナーミュージック・ジャパン
企画・協力:東京電化株式会社

 

2015/5/27(水)発売の第1期はこちら>>>

2015/12/23(水)発売の第2期はこちら>>>

株式会社ワーナーミュージック・ジャパンと東京電化株式会社のご協力による、「Definition Series(ディフィニション・シリーズ)」第3弾が早くもリリースされます。第1弾の「クリュイタンス&ベルリン・フィル」による名盤3作、第2弾の「ギレリス&セルのベートーヴェン」「バーンスタインのベルリオーズ他」「ロストロポーヴィチのシェエラザード他」に続く最新作は、第1弾で好評をいただいた同じくクリュイタンスの、主にフィルハーモニア管弦楽団との名盤2作を取り上げます。これまで発売してきました旧EMI原盤のアイテムと同様に、今回の2作も、演奏の素晴らしさにもかかわらず名盤としての知名度が現在では低い状況です。復刻状態がこれまであまり良くなかったこともあってか、CD時代では再発売の頻度も低く、ここ最近では埋もれてしまっている音源でした。今回はクリュイタンスの多くの音源の中でも、特別なアルバムと言えるこの2点を、SACDハイブリッド盤で復刻することにいたしました。これまでSACD化されていない重要な音源です。ようやく、名盤に相応しい音で蘇ります。
「幻想交響曲」は、旧EMI音源のなかにおいてミュンシュ&パリ管と並ぶ名盤と言われています。1955年にフランス国立放送管と収録(モノラル録音)していましたが、この僅か3年後に、フィルハーモニア管とステレオ録音が行われました。フランスのオーケストラが起用されなかった理由は定かではありませんが、結果として、ステレオ音源での彼らの収録は、この1958年11月のみとなりました。尚、「ラ・ヴァルス」は、当初2枚目の「ロシア管弦楽曲集」の前半3曲と組み合わされて発売された音源で、有名なパリ音楽院管との後の録音より以前の貴重な音源です。「幻想交響曲」「ラ・ヴァルス」、そして今回もうひとつの再発音源である「ロシア管弦楽曲集」の3曲が都合4日間で録音され、2枚のアルバムが制作されました。2枚目のアルバムはこの3曲と、同じエンジニアで録音されたパリ音楽院管との同様の4曲を組み合わせました。ロンドンでの録音と、約1年半後のパリでの様々な変化を音楽的には音質的にも1枚で楽しむことができます。
ウォルター・レッグによって制作された「幻想交響曲」は、「ラ・ヴァルス」と共に11月の前半4,5日の録音。一方それ以外の3曲は18,19日のセッションです。これらは驚くほど録音状態が異なっており、後半になるにつれて音質がハイファイになっていきます。「ロシア管弦楽曲集」は演奏のスピード感もさることながら、反応の良いオケとクリュイタンスらしからぬパッションが随所に散りばめられています。新たな発見に驚くでしょう。
SACD層では伸びのある高域と柔らかなニュアンスと共に高い解像度と豊かな音場を、CD層はまとまったしっかりとした音と共に押し出される実在感ある音色を楽しむことができます。CD自体のポテンシャルも高く、むしろ両方の良さを堪能できるSACDハイブリッド盤としても、市場にその意味を問いたいと考えている商材です。
第2弾の発売まで時間がかかりましたが、これは原盤レーベルとの確認等により予想以上に時間がかかったためです。第3弾は2016年1月に早くも予定しています。今後も「Definition Series(ディフィニション・シリーズ)」にご期待ください。

~制作に関しまして~
基本の制作コンセプトはこれまで通りに、「DEFINITION SERIES」第3弾を発売いたします。
音源に関しましては、本国より取り寄せた96kHz/24bitのWAVデータを基本にSACD層用としてDSDに変換した後、マスタリングを行い、それとは別にCD層用としてもPCMでマスタリングをしましたので、SACD層、CD層、それぞれ独立したマスタリングとなっております。PCMで編集した後にDSDにも変換を行う、もしくはDSDで編集した後にPCMにも変換を行うといった1回のマスタリング作業で兼ねるのではなく、SACD、CD、それぞれの特徴や音質を重視した上で、個別にマスタリングがされています。その際、過去に発売されたCDと極力比較するという検証も行なった上で、音楽を最大限に生かすべく、最小限のマスタリングを心がけました。マスタリング・エンジニアは、前回同様に様々な優秀録音を手掛けてきた杉本一家氏です。
尚、各レコード会社で保管されているマスター・テープは経年変化により、ここ最近著しく劣化の兆候が見られるものも多くあります。一方、高品位でデジタル化を行う技術はここ数年おおいに進歩し、各レコード会社では遺されたアナログのマスター・テープからデジタル化を行う作業を急ピッチで進めています。ただ必ずしも技術の進歩が劣化を補うものには成り得なく、今回の発売でも残念ながら一部の音源ではドロップアウトや磁性体の剥離による不具合等が発生していることも確かです。当シリーズでは未だ高品位でデジタル化されていない音源を新たに取り寄せておりますので、音源を聴き比べながら復刻を進めておりますが、一部では経年変化による不具合等が生じている箇所もございますことを、ご了承ください。時間と技術との狭間で、最大限の尽力で後世に残る音源を今後もリリースしていきたいと考えています。
~「ディフィニション」とは、解像度や鮮明さ、を表す単語。一般的には「ハイディフィニション」の略称で、主にテレビ画面などにおける表示が、高精細・高解像度であることにも用いられますが、音源におきましても、ハイレゾ化が進んだ現代の音楽環境から求められる要望に応えるべく、タワーレコードがこれまで発売してまいりましたオリジナル企画盤の延長として、新たに定義した新シリーズです。

※下記商品の仕様、発売日等は予告なく変更する場合がございます。

〈タワレコ限定〉クリュイタンス~ベルリオーズ:幻想交響曲 他(SACDハイブリッド)

ベルリオーズ:幻想交響曲、序曲「ローマの謝肉祭」、ラヴェル:ラ・ヴァルス/アンドレ・クリュイタンス、フィルハーモニア管弦楽団、フランス国立放送管弦楽団

数ある“幻想交響曲”の中でも指折りの名盤。クリュイタンスの代表盤が新規マスタリングで更なる魅力を放つ!

※限定盤
※ステレオ録音
※デジパック仕様
※SACDハイブリッド盤
※2015年最新マスタリング音源使用(SACD層、CD層を個別にマスタリング)
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用
※解説:相場ひろ氏

【収録曲】
1.エクトール・ベルリオーズ:幻想交響曲 作品14
2.モーリス・ラヴェル:ラ・ヴァルス
3.エクトール・ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」 作品9
【演奏】
フィルハーモニア管弦楽団(1,2)
フランス国立放送管弦楽団(3)
アンドレ・クリュイタンス(指揮)
【録音】
1958年11月4,5日 キングスウェイ・ホール、ロンドン(1,2)
1961年3月17,18日 サル・ワグラム、パリ(3)
【原盤レーベル】
Warner Classics(旧EMI音源)

〈タワレコ限定〉クリュイタンス~ロシア音楽集(SACDハイブリッド)

ロシア管弦楽曲集~リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲、ボロディン:だったん人の踊り、ムソルグスキー:はげ山の一夜、他/アンドレ・クリュイタンス、フィルハーモニア管弦楽団、パリ音楽院管弦楽団

クリュイタンスの流麗な「ロシア作品集」。2つのオケで描き分けた、貴重な音源を高音質で再現!優秀録音盤。

※限定盤
※ステレオ録音
※デジパック仕様
※SACDハイブリッド盤
※2015年最新マスタリング音源使用(SACD層、CD層を個別にマスタリング)
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用
※解説:相場ひろ氏

【収録曲】
1.ニコライ・リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲 作品34
2.アレクサンドル・ボロディン:交響詩「中央アジアの草原にて」
3.モデスト・ムソルグスキー:交響詩「はげ山の一夜」
4.アレクサンドル・ボロディン:歌劇「イーゴリ公」より だったん人の娘たちの踊り
5.アレクサンドル・ボロディン:歌劇「イーゴリ公」より だったん人の踊り
6.ニコライ・リムスキー=コルサコフ:「ロシアの復活祭」序曲 作品36
7.ニコライ・リムスキー=コルサコフ:歌劇「サルタン皇帝の物語」より くまん蜂の飛行
【演奏】
フィルハーモニア管弦楽団(1~3)、 パリ音楽院管弦楽団(4~7)
アンドレ・クリュイタンス(指揮)
【録音】
1958年1月18,19日 キングスウェイ・ホール、ロンドン(1~3)
1959年9月8~11日 サル・ワグラム、パリ(4~7)
【原盤レーベル】
Warner Classics(旧EMI音源)

カテゴリ : ニューリリース | タグ : SACDハイブリッド(クラシック) 高音質(クラシック)

掲載: 2015年12月24日 10:00