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ロニー・アトキンス&エリック・モーテンソンによる新プロジェクト=ノルディック・ユニオン

Nordic Union

 

デンマーク人のロニー・アトキンス(ヴォーカル)はプティティ・メイズのシンガーとして1983年にミニ・アルバム『プリティ・メイズ』でデビュー。2枚目のフル・アルバム『フューチャー・ワールド』(1987年)で頭角を現わすと、パワー・メタル・ナンバーからハード・ポップ系の曲、さらにバラードまで、叙情性のあるメロディを武器に日本でも人気を獲得する。特に90年代はジョン・サイクスのカヴァー「プリーズ・ドント・リーヴ・ミー」のヒットなどもあって、日本では頻繁に来日公演を行なっていたが、2002年にギターのケン・ハマーの病気などがあって活動が停滞してしまう。しかし、10作目のアルバムの『ウェイク・アップ・トゥ・ザ・リアル・ワールド』(2005年)で活動を本格的に再開させた彼らは、『LOUD PARK 15』に出演するなど、近年日本でも人気が再燃している。

一方、スウェーデン人のエリック・モーテンソン(ギター/ベース/キーボード)はエクリプスを率いてアルバム『ザ・トゥルース・アンド・ア・リトル・モア』(2001年)でデビュー。いかにも北欧らしいメロディアス・ハード・ロック・アルバムとして日本でも注目を集めると、バンドはこれまで5枚のアルバムをリリースし、最新作となる5作目の『アーマゲドナイズ』(2015年)も好評を博す。このエクリプスでシンガー、コンポーザー、プロデューサーとしても才能を発揮しているエリックはその多彩な実力が認められ、ウォーク・オブ・アートのロバート・サリとエクリプスのエリック、タリスマンのジェフ・スコット・ソートらによるプロジェクトW.E.T.に参加するなど活動の幅を広げ、ジミ・ジェイミソンやトビー・ヒッチコックのソロ作品などでも、コンポーザー、プロデューサー、マルチ・ミュージシャンとして力を貸している。

以上のように世代も国籍も違う2人によるコラボレーションが実現した本作。良いメロディ作りに重点を置いたというこのプロジェクトのデビュー作『ノルディック・ユニオン』は、2人のコンポーザーとしての才能と、ロニーの哀愁溢れる歌唱が見事に組み合わさった、極上のメロディック・ハード・ロック・アルバムに仕上がっている。

日本限定ボーナストラック収録/日本語解説書封入/歌詞対訳付き

 

タグ : ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)

掲載: 2016年01月21日 10:37