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〈タワレコ限定・高音質〉Definition Series第6弾!~没後40年企画「ルドルフ・ケンペVol.1」3タイトル(SACDハイブリッド)

〈タワレコ限定・高音質〉Definition Series第6弾!~没後40年企画「ルドルフ・ケンペVol.1」3タイトル(SACDハイブリッド)

2016年7月20日(水)リリース
企画・販売:TOWERRECORDS
制作・発売:株式会社ワーナーミュージック・ジャパン
企画・協力:東京電化株式会社

 

Definition Series第1弾~第5弾、まとめページはこちら>>>

株式会社ワーナーミュージック・ジャパンと東京電化株式会社のご協力による、「Definition Series(ディフィニション・シリーズ)」第6弾をリリースいたします。2015年5月に「DEFINITION SERIES」第1弾で発売をいたしましたクリュイタンス&ベルリン・フィルの3作に続き、この第6弾では再び同時期の旧EMIレーベルによるベルリン・フィル音源を取り上げます。
ルドルフ・ケンペ(1910~1976)はフルトヴェングラー亡き後のこのオーケストラを1950年代から'60年代前半まで指揮し、モノラル時代からステレオ初期にかけて多くの録音を残しました。今回あらたにスタートするシリーズでは、彼らの録音終期にあたるステレオ音源のなかから、セレクトして数作をお届けします。ケンペの音源は、数回に分けて他のオーケストラとの音源も発売していく予定です。
今年(2016年)没後40年にあたるケンペの音源は、晩年のドレスデン・シュターツカペレやミュンヘン・フィルとの名盤、その他のレーベルにも複数残されていることもあり、比較的豊富な状況ではありますが、ベルリン・フィルとは上記の限られた期間しかセッション録音を残しませんでした。旧EMIレーベルのステレオ移行が遅れたため、モノラル音源が多いのは残念ですが、多くはオケがまだドイツ的な音色を残していた時期にあたるため、カラヤン・サウンドに移行する前のローカルな色が残されています。SACDとCDで最新のリマスターで聴く響きは、前述のクリュイタンス盤と同様に素晴らしいサウンドであると確認できるでしょう。このシリーズではこの時期のベルリン・フィルを最上のサウンドで再現できると思います。
しかしながら音質に関しては、同じレーベルであっても個々の録音は全く異なった響きに仕上がっています。当時の録音会場として同じグリューネヴァルト教会が使われているにもかかわらず、クオリティや物理的な特性も含め、今回の3点は全く異なっていました。一番古い1957年録音のベートーヴェンの序曲集はやはりステレオ初期ということもあってか、やや落ちると感じながらも、個々の楽器の音がしっかり捉えられており、この時代の音色を良く表しています。「英雄」ではレンジが拡がり、ダイナミックに感じますが、同時期録音のクリュイタンス盤とはまったく録音が異なるのは面白い点です。R.シュトラウスの2曲は「英雄」の前年の録音ながらも、個々の楽器の定位や生々しさ、大きな空間を感じさせる中での確かな音像含め、当時の録音の中ではずば抜けた優秀録音と言えるでしょう。重厚で暗めの音質は後のケンペの再録盤とも全く異なりますので(トルトゥリエは全てに出演)、その意味でもこの盤の存在価値は高く、まさにSACDで聴く醍醐味に溢れた音源です。そして「幻想交響曲」では、当時のほの暗いオケの音色と、楽譜に忠実なケンペの特質が見事に記録されています。弦楽器やソロ楽器の素晴らしい音色は、SACDで余すところなく再現できると思います。
今後も「Definition Series(ディフィニション・シリーズ)」にご期待ください。

~制作に関しまして~
基本の制作コンセプトはこれまで通りに、「DEFINITION SERIES」第6弾を発売いたします。
音源に関しましては、本国より取り寄せた96kHz/24bitのWAVデータを基本にSACD層用としてDSDに変換した後、マスタリングを行い、それとは別にCD層用としてもPCMでマスタリングを行いましたので、SACD層、CD層、それぞれ独立したマスタリングとなっております。PCMで編集した後にDSDにも変換を行う、もしくはDSDで編集した後にPCMにも変換を行うといった1回のマスタリング作業で兼ねるのではなく、SACD、CD、それぞれの特徴や音質を重視した上で、個別にマスタリングがされています。その際、過去に発売されたCDと極力比較するという検証も行なった上で、音楽を最大限に生かすべく、最小限かつ最適なマスタリングを心がけました。マスタリング・エンジニアは、これまでと同様に、様々な優秀録音を手掛けてきた杉本一家氏です。
当シリーズでは未だ高品位でデジタル化されていない音源を新たに取り寄せておりますが、一部では経年変化による不具合等が生じている箇所もございますことを、ご了承ください。時間と技術との狭間で、最大限の尽力で後世に残る音源を今後もリリースしていきたいと考えています。
~「ディフィニション」とは、解像度や鮮明さ、を表す単語。一般的には「ハイディフィニション」の略称で、主にテレビ画面などにおける表示が、高精細・高解像度であることにも用いられますが、音源におきましても、ハイレゾ化が進んだ現代の音楽環境から求められる要望に応えるべく、タワーレコードがこれまで発売してまいりましたオリジナル企画盤の延長として、新たに定義した新シリーズです。

*下記商品の仕様、発売日等は予告なく変更する場合がございます。

ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」、序曲集(5曲) (SACDハイブリッド)/ルドルフ・ケンペ、ベルリン・フィル

〈タワレコ限定・高音質〉Definition Series第6弾!~没後40年企画「ルドルフ・ケンペVol.1」3タイトル(SACDハイブリッド)

ケンペ没後40年企画。当時、ドイツ最上の響きを残していたベルリン・フィルとの雄大な“英雄”。序曲を含むケンペとの重要録音を初SACD化!

※限定盤、デジパック仕様
※ステレオ録音
※SACDハイブリッド盤
※2016年最新マスタリング音源使用(SACD層、CD層を個別にマスタリング)
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用(英国初期盤)
※解説:満津岡信育氏

【収録曲】
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:
<DISC1>
1.交響曲第3番 変ホ長調 作品55「英雄」
<DISC2>
2.歌劇「フィデリオ」序曲 作品72b
3.「レオノーレ」序曲第3番 作品72a
4.劇音楽「コリオラン」序曲 作品62
5.バレエ音楽「プロメテウスの創造」序曲 作品43
6.劇音楽「エグモント」序曲 作品84
【演奏】
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ルドルフ・ケンペ(指揮)
【録音】
1959年9月3~5日(1)
1957年7月1日&9月5~9日(2~6)
ベルリン、グリューネヴァルト教会
【原盤レーベル】
Warner Classics(旧EMI音源)

R.シュトラウス:ドン・キホーテ、ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯 (SACDハイブリッド)/ポール・トルトゥリエ、ルドルフ・ケンペ、ベルリン・フィル

〈タワレコ限定・高音質〉Definition Series第6弾!~没後40年企画「ルドルフ・ケンペVol.1」3タイトル(SACDハイブリッド)

ケンペ&ベルリン・フィルの重厚で実直なR.シュトラウス演奏が、SACD で蘇る!解像度の高い、旧EMI レーベルの優秀録音。ケンペ没後40年企画。

※限定盤、デジパック仕様
※ステレオ録音
※SACDハイブリッド盤
※2016年最新マスタリング音源使用(SACD層、CD層を個別にマスタリング)
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用(英国初期盤)
※解説:広瀬大介氏、解説書合計11ページ

【収録曲】
リヒャルト・シュトラウス:
1.交響詩「ドン・キホーテ」作品35
2.交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」作品28
【演奏】
ポール・トルトゥリエ(チェロ)、
ジュスト・カッポーネ(ヴィオラ)
ジークフリート・ボリーズ(ヴァイオリン)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ルドルフ・ケンペ(指揮)
【録音】
1958年6月1~7日 ベルリン、グリューネヴァルト教会
【原盤レーベル】
Warner Classics(旧EMI音源)

ベルリオーズ:幻想交響曲 (SACDハイブリッド)/ルドルフ・ケンペ、ベルリン・フィル

〈タワレコ限定・高音質〉Definition Series第6弾!~没後40年企画「ルドルフ・ケンペVol.1」3タイトル(SACDハイブリッド)

美しく、かつ壮絶なケンペ唯一の“幻想交響曲”。ベルリン・フィルとの録音終期である'59年録音の圧倒的名演を初SACD化!ケンペ没後40年企画。

※限定盤、デジパック仕様
※ステレオ録音
※SACDハイブリッド盤
※2016年最新マスタリング音源使用(SACD層、CD層を個別にマスタリング)
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用(独初期盤)
※解説:広瀬大介氏、解説書合計10ページ

【収録曲】
1.エクトル・ベルリオーズ:幻想交響曲 作品14
【演奏】
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ルドルフ・ケンペ(指揮)
【録音】
1959年3月6~8日、5月3日 ベルリン、グリューネヴァルト教会
【原盤レーベル】
Warner Classics(旧EMI音源)