山田和樹&スイス・ロマンド管、第4弾!ルーセル、ドビュッシー、プーランク(SACDハイブリッド)
SACDハイブリッド盤。2009年第51回ブザンソン国際指揮者コンクールでの優勝を皮切りに、とどまることなく躍進を続ける希代の指揮者、山田和樹。世界の主要オーケストラに客演を重ね、国内のオーケストラや合唱団とも多く共演、各地で高い人気を獲得している若きマエストロ。2016年よりモンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団音楽監督兼芸術監督に就任、さらなる活躍が期待されます。また2012年から現在に至るまでスイス・ロマンド管弦楽団の首席客演指揮者を務めており、当初の予定より2年契約を延長するなど、蜜月の関係を続けています。そんな名コンビの成熟ぶりが頼もしい、PENTATONEレーベル第4弾となるアルバムの登場です。
付随音楽「ビリティスの歌」から作曲家がピアノ連弾用に編曲したドビュッシーの「6つの古代碑銘」は、エルネスト・アンセルメ編曲のオーケストラ版で収録。色彩豊かな木管の調べがたいへん美しいです。アンセルメと言えばスイス・ロマンド管を創設し鍛え上げた20世紀の名指揮者。山田&スイス・ロマンド管は偉大な先人の功績を称えつつも自信に満ち溢れた演奏を繰り広げ、新時代の音楽をしっかりと聴かせてくれます。ルーセルの「バッカスとアリアーヌ」はもともと2幕のバレエ音楽で、第1幕を第1組曲、第2幕を第2組曲として、そのまま演奏会用組曲としても演奏されます。それぞれ一続きの音楽になっており、流麗・華麗なオーケストレーションが施された作品。細やかな音色のコントロールが見事で、大管弦楽の魅力を余すことなく伝えています。プーランクの「牝鹿」は作曲家が24歳のときのバレエ作品。後年オーケストレーションを書き換えて組曲に編んだため、若々しい曲想が効果的な金管の使用などで巧みにパワーアップされており、聴き映えのする1曲となっています。
PENTATONEレーベルの録音技術がまたすばらしく、音質も申し分ありません。山田和樹&スイス・ロマンド響は第1弾(PTC 5186358)、第2弾(PTC5186518)、第3弾(PTC 5186557)でも様々なバレエ音楽を取り上げ、好評を得ています。今作も話題盤となること間違いなし。
(キングインターナショナル)
【曲目】
ルーセル:バッカスとアリアーヌ Op.43~第1組曲、第2組曲
ドビュッシー:6つの古代碑銘(アンセルメ編)
プーランク:組曲「牝鹿」
【演奏】
山田和樹(指揮)
スイス・ロマンド管弦楽団
ボグダン・ズヴォリステアヌ(コンサートマスター)
【録音】
2015年10月 ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール(セッション)
山田和樹氏が指揮者を目指すきっかけとなったアザラシヴィリ“無言歌”を収録したCD
サンクト・ペテルブルグ・チェロ・アンサンブル/夢のあとに/白鳥~癒しのチェロ・アンサンブル~
“無言歌”は14曲目
【収録曲】
1.パッサカリア(ヘンデル)
2.パストラール(バッハ)
3.白い小さなロバ(イベール)
4.なき王女のためのパヴァーヌ(ラヴェル)
5.夢のあとに(フォーレ)
6.行進曲 作品65(プロコフィエフ)
7.エクスプロンプト(ソコロフ)
8.アヴェ・マリア(バッハ/グノー)
9.鳥の歌(カタロニア民謡/カザルス)
10.ユーモレスク(チャイコフスキー)
11.白鳥(サン=サーンス)
12.エレジー(シュワルツ)
13.小さな雷鳥(コミタス)
14.無言歌(アザラシヴィリ)
15.ドクター・ジャズ(オリバー)
16.ラグタイム(ジョプリン)
【演奏】
サンクト・ペテルブルグ・チェロ・アンサンブル
アナトーリ・ニキティン(指揮、チェロ)
【録音】
1993年1月7~10日 サンクト・ペテルブルグ
カテゴリ : ニューリリース | タグ : SACDハイブリッド(クラシック) 高音質(クラシック)
掲載: 2016年07月01日 16:00