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エモ界のレジェンド=アメリカン・フットボール、17年振りの新作

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1999年にPolyvinyl Recordsよりセルフ・タイトル・デビュー・アルバムをリリースして間もなく、バンドは解散を発表。その短い活動期間ながらもエモ/ハードコア・シーンに多大な足跡を遺し、数々のフォロワーを生み出したアメリカン・フットボールが17年ぶりとなる新作を完成させた。

再びセルフ・タイトルとなった今作は、馴染みのある道なりから思いがけず遠回りしてみるような作品に仕上がっている。これまで奥底にしまいこんできた記憶が、懐かしい香りやコンクリートにできたヒビをきっかけに蘇ったり、今にも消えそうな愛の灯火を抱えた愛人と向かい合う時に沸き起こる不安など、今作にははち切れんばかりの感情がぎっしりとつまっている。より開放的なサウンドと、ナイーヴさが減ってより言葉を重視した歌詞、深みを増した楽曲を感じてもらえるのではないだろうか。

17年経っても今なお全てが真新しく感じるのは、彼らにとって全てが新鮮だからだ。これからだという時に何らかの理由で一度制作口に蓋をした彼らが、成長してより良いミュージシャンシップを保てるようになった今、そのコルクを自ら抜くことを決意した。今作は、アメリカン・フットボールと、ジェイソン・カップ(アヴリル・ラヴィーン、Sum 41など)によるプロデュースで、オマハのARCおよびシカゴのシャーク・スタジオにてレコーディングされた。

 

 

タグ : PUNK/EMO

掲載: 2016年09月06日 14:49